東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2008年6月24日火曜日
家で過ごす時間
この週末、自宅で2度もヤモリに遭遇した。自宅といっても、室内ではない。最初は玄関扉を開けようとしたら足元にまだ小さいヤモリを発見。“家守”をいじめるわけにも行かず、優しく放置。
二度目は、自分の部屋の換気のために窓を開けたとき。雨の夜だったのだが、窓を開けると網戸にビッグサイズのヤモリがへばりついて、顔をぴょこぴょこ動かしている。
いじめなかった子ヤモリの親が挨拶に来たみたいで変な気分だった。
わが家は、豊島区内の某駅から徒歩5分。比較的都会に近いはずだが、変な来訪者に会うことがある。
一番驚いたのがタヌキ。まるまる太ったタヌキが向かいにあるマンションから、私がいるのも無視するようにウチの敷地を通り抜けて、隣の家の軒下に入っていった。
隣の家は、何年も前から空き家になっている関係で、変な生きものが集まる。ネズミもいた。間違ってクルマで踏んでしまったこともある。妙な鳴き声の綺麗な鳥もいる。
変な毛虫やムカデのような気持ち悪い連中も良く出る。草ぼうぼうの隣地の空き家が原因だが、空き家は平屋。おかげでわが家のベランダからの眺めが良好なのだから仕方ない。
天気に恵まれた休みの日にはベランダで過ごすことが多い。結構広めのベランダに、軽量のリクライニングチェアを出して、本や雑誌を読んだり、葉巻をふかしたり。
わが家の権力者のご機嫌が良ければ、朝食をここでとることもある。ベランダ側の隣地は空き家だし、周囲の家よりも少し高いところにベランダがあるため、住宅密集地のわりには周囲の視線が気にならない。
夏は、子供用のプールに大人なのに浸かっていることも多い。2×3メーターぐらいのサイズになると、子供用といっても大人が快適にころがっていられる。昼間からアルコールと葉巻を持ち込み、ボーッとするのは最高だ。目をつぶって、リゾートホテルのプールサイドにいる自分を必死に思い浮かべれば、結構その気になれる。イメージトレーニングは大事だ。
考えてみると、自宅で快適に過ごせるかどうかは大事な問題。わが家なのに居場所がないお父さん連中の話題をよく聞く。こうなると悲惨だ。
私の場合、自分の書斎兼寝室もあるし(現時点では・・・)、以前このブログでも書いた「酒を呑むための部屋」(今年1月11日付)もあるので、結構快適に家の中にいることができる。
冒頭に載せた画像は、「呑み部屋」に向かう廊下の壁に飾った水中写真だ。本当は、玄関周りとかリビング周辺とか、もっと華々しい場所に自信作を陳列したいのだが、控えめな性格だからなのか、狭い廊下にギャラリー風に並べてある。
昨年、このブログでわが家のホームシアター自慢を書いたが(11月14日付)、最近はあまり活用していない。“おこもり系”が好きな私は、リビングより、呑み部屋に潜んでいることが少なくない。呑まない時でも、こもっていられる。
この部屋にも5.1チャンネルサラウンドのホームシアターは設置してある。電動ではないが、インテリア性の高いキクチ科学製の床置式80インチスクリーンを用意し、映画を見ることも多い。
板の間なので床への直座りとなるが、クッション製の高い座椅子をリクライニングさせて、膝の裏に頂点がくるようにタイ製の三角枕を伸ばした足の下にセットすれば、変なソファに座っているより快適な状態でいられる。
この部屋、目的が目的だったために、窓は換気目的の最小限のみ。シアタールームとして使うには結果的にこの部分があたりだった。
家造りといえば、やたらと採光ばかり優先する人がいるが、用途によっては、あえて採光を考えない暗めの部屋を作った方が都合がいいこともある。
この呑み部屋、私が好きな酒器がいっぱい並んでいるし、お気に入りの壺も鎮座している。子どもには、おもちゃ持ち込み禁止を厳命し、もし置かれていたら、私が大枚はたいて買ったものでも、問答無用で捨てることを実践している。おかげで、この部屋の平和は保たれている(現時点では・・・)。
自宅って最初のうちこそ、いろいろこだわりを持って接するが、時間とともに滅茶苦茶になってくるもの。だからこそ、せめて限られた場所だけでいいから、こだわりを保つルールを徹底すべきだと思う。
とはいえ、こういうルールは、やはり家を実効支配している恐るべき「おんなこども連合」には通用しない。この部分で争ってもなかなか男の勝ち目はない。
私の場合、それを見越して、自分用の部屋と呑み部屋だけは、私自身の聖域として、他の部屋にはノータッチでいることにした。
いまのところ、このケナゲな作戦は功を奏しており、聖域に勝手に不要品などが置きっぱなしにされることはない。でも、気を許したら最後、捨てずに取っておくどうでもいいものや季節限定家電とか、買い置きの飲料などに支配されてしまうのだろう。気をつけたい。
わが家の権力者…奥様でしょうか??
返信削除おもちゃ持ち込み禁止…お、お子様いらしたのですね?!
富豪記者さんは今現在独身だと思っていましたので驚きました!!
銀座界隈でも人気でいらっしゃるでしょうから、同じ女性として奥様の心中察するところでございます。
コメント有難うございます。そういえば「おんなこども連合」のはなしはブログ初登場だったかもしれません。私も奥様の心中を察し、というか恐れております。自分の時間と家庭の時間のタイムマネジメントに一番脳みそを動かしています。
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