東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2008年10月1日水曜日
親の気持ち
いきなり怪しいAVのような画像で恐縮です。
先週末は土曜、日曜ともに結婚式に呼ばれた。中年になると冠婚葬祭の葬ばかり増えるので、おめでたい席に呼ばれるのは有り難い。
でも2日連続だと、自分もまた結婚したくなるから困る。
久しぶりに若い人の宴席を眺めていて、自分の変化に今更ながら気付いた。どうも自分の意識や目線が親の立場になっている。
ひと昔前なら、新郎の衣装が似合ってないなあとか、新婦のスタイルが抜群だなあとか、新婦友人席に美人はいないなあとか、自分の時はこうだったのああだったのと、あくまで主役側の目線で眺めていた。
でも今回はどうも感じが違う。新郎新婦の生い立ち紹介とかを聞いていても、そんな短い時間でまとめられたら、親はタマンないだろうなと考える。
スライド上映(スライドと表現すること自体、大昔の人みたいだ)にしても、幼少期の画像をもっと入れて欲しいなとか、つい自分の思考が、娘を送り出す親側の前提になっていた。
クライマックスで新婦が親に手紙を読む。昔なら興味もなく聞き逃していたが、ついつい真剣に聞き入る。自分もいっぱしの人の親なんだと感じる。
隣に座っていたわが社の某役員。娘を持つ父親としてもらい泣きしている。でも奴の娘さんは1歳にもなっていない。大げさすぎ。ちょっと間抜けだ。
親側目線ついでに昔から思っていた疑問が頭をよぎる。披露宴の席次で親はどうして、一番端っこに置かれてしまうのだろう?
私の一度目の時も確かにそうしたが、もっとよく見える席にしてあげられないものだろうか。お客さんを招く側が特等席に座るわけには行かないのだろうが、隅っこでは少し気の毒。
今回、新郎の父親がギターを抱えてはなむけの歌を歌う場面に遭遇した。若い友人代表の熱唱より、さすがに情を感じる。いいものです。
やっぱり親がもっと前面に出ちゃっていい気がする、などと自分に言い聞かせる。
私もその日が来たら熱唱してやろうと決意した。隣に座っていたわが社の某役員と何を歌えばいいか相談してみた。結論はスンナリ出た。
松村和子の民謡風の大ヒット曲「帰ってこいよ」に決まりだ。
今日から三味線の練習をしようと思う。
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