東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2008年12月4日木曜日
カリブ海
最近、寒くなってきたせいか、ふとした時に南国を思い浮かべる。ハワイやバリ島あたりのお馴染みの場所ではなく、昔やたらとはまったカリブ海のことが頭をよぎる。
初めて出かけたのは、英領グランドケイマン。17、8年前のこと。まだインターネットが普及していなかったので、情報収集も手探り。いまより貧乏だったので、安いチケットを随分と探した。
グランドケイマンはアメリカ東海岸から3~4時間程度で行けるのだが、初めて行ったときは、成田からロスに飛んで、ロスからオーランドに飛んで、そこからマイアミに飛んで一泊、翌日ようやくたどり着いた。
いま思えばバカみたいな行程だが、それなりに旅の思い出としては楽しかった。ロスからオーランドに飛んだ飛行機は、ディズニーワールドに行く人しか乗っていないような便で、搭乗口でミッキーの耳をかたどった安っぽい紙の帽子を配られた。
機内では、ナゼかほとんどの人が嬉しそうにその帽子をかぶっており、私もディズニーに用はなかったのだが、仕方なくかぶっていた。オーランド着陸時には、ミッキーマウスマーチを歌い出すグループなんかもいて騒々しい。まだ乗り継ぎのある私はちょっと切なかった記憶がある。
ひとり旅がいまほど好きではなかったが、ダイビング目的にカリブまで付き合ってくれる人もいなかったので、この時も私は一人。マイアミでは、エアポートホテルでジーと時間をやり過ごし、翌日のカリブ訪問に備えた。
ようやくたどり着いたグランドケイマンは、想像以上に海が綺麗で、なんとも優雅な雰囲気に満ちていた。塩の臭いが漂ってこないような優しい海の透明感が印象的だった。
その後も、メキシコ側のカリビアンリゾートであるカンクンやコスメルに何度も足を運び、ジャマイカやホンジュラス、キュラソー、ボネールにも行った。
そういえば、初めて結婚した時のプロポーズもカリブ海の海沿いのレストランだった記憶がある。いま思えば、結婚したかったというより、カリブ海の夕日を見ながらプロポーズという行為をしてみたかっただけのような気がする。
若さって本当に愚かさと同義語だ。反省。
上の画像はメキシコ・コスメルでダイビングボートをチャーターした時のひとコマ。チャーターしたと行っても、ボートマンは平気で暇を見つけては勝手に遊ぶ。メキシコ人だから仕方ない。文句行ってもアミーゴとか言ってごまかされる。この時も暑さしのぎにボートマンがシュノーケルを手に海に入ろうとしていた。陽気なおっさんだった。お気に入りの1枚。
ビーチの美しさは、どのエリアでも素晴らしいが、印象的だったのがボネールのピンクビーチ。もともと島から出ている養分の関係で、島のアチコチにいるフラミンゴも体色がピンク系。特定のエリアのビーチも少しピンクがかった色合いで、なんとも雰囲気がある。この写真ではよく分からないが、確かにピンクがかっていた。
夕日の素晴らしさもカリブエリアの特徴だろう。写真を取り損ねたが、さっき紹介したボネールで、一度だけピンクがかった夕日を見たことがある。天災の前触れじゃないかと心配したほど独特の色合いだった。
ラムベースの甘いカクテルを疲れた体に流し込みながら、のんびり夕日を眺める時間が何より贅沢だった。いい思い出だ。
最近は、長距離フライトを想像するだけで、カリブ海方面には縁遠くなってしまった。体力をつけ直して、再び行く機会をうかがいたい。
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