2009年8月19日水曜日

武術好きなお坊さん

以前にも書いたが某占い師のもとにまた出かけた。3~4か月待ちは当たり前という人気なのだが、無理を言って、1か月程度の間隔で再訪した。

方位学、四柱推命とかの古典的スタンダードな占いに加えて、その人独自の“スピリチュアルな能力”があるらしく、今回はその部分を駆使してもらった。

霊能的なものについて、私自身は否定論者ではない。多少、気配とか気のようなものを感じることもあるし、非科学的だと一蹴する自信はない。

その占い師さんにも指摘されたのだが、私には多少そういう方面の“勘の鋭さ”があるそうだ。「子どもの頃には色々なものが見えていたはず」と言われた。

私は覚えていないのだが、幼い頃、得体の知れないものが見えると言って大泣きしていたことを母親や兄が記憶している。もし変なものが本当に見えていたのなら、その能力が年齢とともになくなってくれて有難い。余計なものは見たくない。

そんなこんなで、そういう能力を全否定できないわけだが、かといって、そういう能力というか口八丁で人の心を変に揺さぶる商売をする人については大半が眉唾モンだろうと思う。

今回見てもらった占い師さんは、どうなんだろう。闇雲に信じるのも恐いし、疑いだせばキリがない。インチキババア、インチキジジイには過去に何度か遭遇したことがあるが、その手のうさん臭い人種とは違うように思う。

具体的なやり取りは、こういう場所で書くようなものではないが、率直に言って、“なるほど、びっくり”という印象と“うーん、チト怪しいなあ”という印象が相半ばという感じだ。

少なくとも心酔する気にはならないが、頭から全否定も出来ない感じ。なんとも微妙だ。あと数回、それも結構な間隔を置いて言われたことを検証しながら判断するのが賢明なんだろう。

今回印象的だったのは、今は亡き人について“特殊能力”を使ってもらった時のこと。
突然、私の体調がおかしくなって、冷汗が滝のようにあふれた。少し不思議だったが、何か得体の知れないパワーとか波動のようなものってあるのかもしれない。

話の流れで、“守護霊的なもの”についてもアレコレ話を聞いた。占い師さんは、そういうものを見ると物凄く疲れると言う。そうはいってもせっかくの機会なので、四の五の言ってたら見てくれた。

私のバックにいるのは「日本の古いお坊さんで、武術を得意としていた人」だとか。もちろん、私に思い当たるフシはない。でも、盗っ人の親分とか、女衒だとか言われなくてホッとする。

実は高校生の時、少林寺拳法をやっていたことがある。「お坊さんの武術」である。旅先で古い寺を見るのも大好きだ。そう考えると妙に納得してしまう。

もっとも、古い寺だけでなく、城を見るのも大好きだし、少林寺拳法よりも野球やテニスのほうが好きだったから、「玉遊びが好きだったお侍さん」と言われてもおかしくないわけだ。

まあ、その辺の所をアレコレ追及しても仕方ない。

いずれにせよ、あの手の占い師さんの役割は一種のカウンセラーに近いのだろう。アメリカのようにセラピストが身近ではないこの国では、この手の人達が経営者や政治家などの相談を受けるケースが多い。

確かに、話を終えて帰る頃には、疲労感は強いものの、スッキリ感も確実にある。こういうスッキリ感って日頃なかなか経験しないものだと思う。

適度な距離感を忘れずに付き合っていければ一種のブレーンにもなりえるのだと思う。

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