食えもしない魚の写真を見せられても面白くないというご指摘に応えて、こんな写真をアップしてみた。すべて今回のバリ島旅行で撮影したもの。
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まあこれも水中写真には違いない。プールに花びらを浮かべて“芸術作品”を撮っていたついでにシャッターを押した。
“芸術作品”とはこういう感じ。魚眼レンズを水中撮影用ハウジングに入れてプールでしばし激写。さすがに何枚も撮っていると飽きてくる。ビキニの女性が近くにいれば、そちらの造形美に芸術を感じて、触りたく、いや撮ってみたくなる。
このレンズ、トキナーのAT-X107DXというしろもの。フィッシュアイ(魚眼)レンズのくせにズーム機能が付いている。フィッシュアイの超広角画角では被写体にとにかく近づく必要があるが、そうもいかない状況では、ズーム機能でそこそこの構図に変化する。非常に便利だ。
だから無防備のお尻も撮影可能だ。
そんなことより、帰国して写真をパソコンで整理していた時に気付いたのだが、デジタル写真のトリミングの簡単さは想像以上だ。実は冒頭の画像はトリミング済みのもの。元画像は下の画像だ。
冒頭の画像以上にお尻をアップにすることは可能だ。でも何だか分からない画像になるので、この程度にとどめたのだが、トリミングして拡大しても画像の精度にさほど劣化がない。思った以上に優秀だ。
ついでにもう一点水着画像。こちらは被写体までの距離が20~30メートルはあった。安いズームレンズの200ミリ望遠側で撮影。おまけにちょっとビビりながらシャッターを押している。
当然、激しく手ぶれしそうだが、手ぶれ補正機能が優秀で何とかそこそこクリアに撮れた。なかなかいい感じだ。
ついでにトリミングしてみた。かなり拡大してもさほど粗さは感じない。指先の感じなどからは、さすがに手ぶれが感じられるが、まあ許せる範囲。
デジタル一眼レフの入門機であるEOS-KISS―X3とシグマのズームレンズでこの程度の撮影は簡単に可能。随分楽になったものだ。
さて、本来の水中写真だ。今日は、さきほど紹介したフィッシュアイズームレンズで撮影した作品をいくつか紹介したい。
トランベンエリアの人気ダイビングポイント「沈船・リバティレック」に居付いているギンガメアジの群れ。
この日、アジの群れがダイバーのせいでバラけてしまう前に撮影したかったので、朝8時からエントリーして、ずーっとこの群れだけを撮影。上がったり下がったり、アッチ行ったりこっち向いたりで結構バテた。
透明度は10メートルもなかった状況だったが、被写体までせっせと接近したのでそれなりに広がり感のある仕上がりになった。
イソバナに群れるキンギョハナダイがキレイだったのでバシバシシャッターを押した中の数点だ。このレンズ、合焦距離が最短でレンズ先端から2.5センチという実力を誇る。寄りに寄っても魚の輪郭が出てキレイ。
今回は、接写中心に潜ったので、ワイドアングルの画像はさほど無い。でもこのレンズで抜群の透明度とピキピキ元気なサンゴなんかを撮影したらきっと凄いと思う。ミクロネシア方面に行きたくなってきた。
明日は接写系の写真を紹介したい。
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