2010年4月23日金曜日

銀座コネクション

某日、ひさしぶりに夜の銀座を散歩。このところ少しご無沙汰していた理由に気付いた。街全体に元気がない。楽しげに闊歩している人の数が少ない。

やはり街に活気がないと気分が盛り上がらない。だから足が遠のく。まあそれだけが理由ではないが、街には楽しそうなオーラが漂っていて欲しい。

さてさて不況風による影響は飲食店には顕著だ。たいていの店がふらっと入れる。真っ当な店だったら予約しないと入れない頃もあったが、最近はその点ではラクだ。

この日の止まり木は8丁目の「さ久ら」。カウンターだけの落ち着けるお寿司屋さんだ。不摂生偏食オヤジにとっては、この店のちょっとした料理が嬉しい。

まだ若い大将の実家が八百屋さんという関係で、ちょこっと出てくる野菜が美味しい。この日も自家製の紅大根の甘酢漬けに喜ぶ。
ワカサギか何かの南蛮漬けに合わせてあったネギも妙に美味しい。

軽く炙ってもらったキンキの刺身にもご覧の通り野菜が登場。トリュフ風味の塩をつけてムシャムシャ食べた。野菜を旨いと思えるようになった自分の老化?に我ながら感心する。

焼酎のロック、山崎のハイボールをグビグビ。イカ、ボタンエビ、太刀魚の塩焼きあたりをチョロチョロもらって極楽モード。

お客さんも少なかったので大将とアレコレ無駄話をしながらホロ酔い。やはり「おひとりさま」の時間はたまには必要だ。何となく肩の力が抜ける。

殻付きのウニが登場。シャリが少しだけトッピングされている。ぐちゃぐちゃ混ぜ合わせてスプーンでチビチビすするように味わう。幸せだ。

この日、私の近くの席には仕事前のひとときを過ごす和服姿の綺麗どころの姿があった。同じく「おひとりさま」だ。

ホロ酔いスケベオヤジとしては少し気になる。でも紳士な私だ。お仕事前にちょっかい出されて嬉しい女性はいない。気にせず呑み続ける。

そんな私の紳士ぶりが影響したのか、突然、大将が私をママさんらしき女性に紹介してしまった。ホロ酔い極楽モードに加えて、あくまで紳士な私だ。一気にいい人ぶってしまう。

結果、その足でママさんの店を訪問。行かねばならぬ店があったが、ノコノコと新店開拓という展開になってしまった。

お決まりの誉め言葉を真に受けて喜ぶいつもの悪いクセ満開だ。ガハハハと楽しい時間を過ごす。

なんだかなあって感じだ。楽しかったので良しとしよう。

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