最近、銀座詣をさぼり気味だ。理由は特にない。バイオリズムというか、気分の周期のような感覚のせいだろう。
夜のクラブ活動に励んでいる時は、多少疲れていてもアーダコーダと痛飲する習性が身体に染みこむ。ところが結構長くサボっていると、久しぶりに徘徊しても2軒目あたりでヘロヘロだ。不思議だ。
ぞっこんモードのホステスさんがいるから通う、そんな相手がいないから通わない・・・といった単純なものでもない。
お愛想を言ってくれる女性が大好きな私だ。お世辞だろうと小躍りするし、見え透いたウソですら感激する。そんな性格だから、ぞっこん気分にさせてくれる女性には困らない?ほどだ。
夜の蝶達に優しいお言葉をもらえると酔いも手伝ってすぐに惚れたくなる。食べたくなるほど有難い。でも実際に食べようとすると殴られたり、蹴られたり、すっぴん顔を見せられたりするから常に我慢だ。
話がそれた。っていうか、今日は何を書き始めたのだろうか。
これからの季節は日が暮れるのが遅い。いつまでも薄ボンヤリと明るい宵の口に銀座の裏路地をブラブラ歩くのが結構楽しい。
表通りだと昼も夜も似たような表情だが、夜に本番を迎えるエリアだと、日暮れ前後の慌ただしい気配が独特だ。どことなく、舞台やライブ会場の開演前のような感じだ。
演じる側も客も徐々に高まってくるのだが、あくまで本番にたどり着く前の時間帯だ。道行く人の表情もまだまだどこか余裕がある。
単純に表現すると、ヌルい空気がキリっとした空気に変わっていく感じだ。散歩しながらそんな時間帯を眺めているとなかなか楽しい。
散歩だけで帰ればいいのに、日が暮れてしまえば、アル中とエロ中いう私の別人格が突如元気になる。これもまた不思議な感覚だ。梅干しを見るとツバが出るというナントカの法則と同じ。
先日、小1時間酒を呑みながら某店の姫君を待つ機会があった。人に待たされるという状況は列に並ぶことと同じぐらい嫌いなのだが、この時は、待つというより「成り行きで合流」みたいな感じだった。おかげでイラつくことなく、とっととキュッキュと一人調子良く呑んでいた。
こんな一人酒も悪くない。合流する綺麗どころが登場する頃には既にこっちは酔っている。酔っぱらった状態で眺めるシラフの女性は妙に生々しくて魅力的だ。
たとえば男同志でしっかり呑んで酩酊している時に、何かのきっかけで近くにいた女性とちょこっと言葉を交わす場面を想像して欲しい。なぜだかそういう時の女性って不思議と魅力的に見える。そんな経験はないだろうか。
私の場合、昔からそんな傾向が強い。こっちが酔っていれば、相手の顔がヘチャムクレだろうと、笑顔が埴輪や土偶みたいでも、あまり気にならない。
私だけだろうか・・・。これも変な性癖なのだろうか?単なるオンナ好きの症状なんだろうか。
話を戻そう。小一時間経った頃、姫君がやってきた。私はといえば、既にビールをタップリ、お燗酒をしっかり、ハイボールもそこそこ摂取済み。視界が徐々に狭くなる酔っぱらい独特の症状が進行中。
そのままシラフの女性を幸せ気分で眺めながらせっせとアルコール吸入。記憶が怪しくなった頃、某店にご出勤。こうなると私に微笑みかけてくれる女性はみんな良い人に見える。
一休みしたので店を出て帰路につく。私の場合、時に「帰路」がやたらと長くなる悪い癖がある。ものの数分歩いたら、別な店で一休み。ここではゼロカロリーコーラでホントに休憩。ここも良い人ばかり。
今度こそ帰路と思うが、タクシー乗り場制限にイラついてもう一軒顔を出してしまう。ハイボールで復活。ここも良い人ばかり。
きっと100回ぐらい披露しているいつもと同じエロ話を得意になって語っていたんだと思う。覚えていないがどうせそんなもんだ。
それにしても銀座のタクシー乗り場制限は何とかならないだろうか。あらゆる悪口のボキャブラリーを駆使しても言い切れないぐらいバカでアホで間抜けなルールだろう。
それにしても今日は何を書こうとしていたのだろうか・・・。雑文、駄文でスイマセン・・・。
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