東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2010年9月3日金曜日
石垣島の海
前回、酒を全然飲めなかった悲しい旅の話を書いた。旅先で酒が飲めないという事態は、「やっとの思いでベッドインに成功したのに相手が実は男だった」というぐらい切なくツラい。
実はいまだに禁酒中。禁酒といっても我慢ではなく単に飲めないという情けない状態。再来週に胃と大腸の内視鏡検査の予約を入れた。無事を祈る。
冒頭の画像は、石垣島で胃腸状態がおかしくなる前に美味しく飲んだ地ビールだ。この時は15秒ぐらいでビンを空にするぐらいの勢いで飲めたのだが、翌日からはすっかり下戸状態。
酒のない人生は抑揚のない歌のようで面白くない。やはり健康に気を遣っていつまでも痛飲したいものだ。
さて、マンタに見放された今回の水中撮影の話だ。合計6本のダイビングのうち、3本はマンタポイント。そのすべてが空振りだったので、事実上、撮影できたのはマンタ以外のダイビング3回分。
石垣島の海は、やはり沖縄本島とひと味違う雰囲気が漂っている。本島とは近いようで400キロ以上離れている。東京と名古屋ぐらいは軽く離れている距離だ。
マンタを気にせず他のポイントでじっくり潜ればその実力が世界トップクラスであることが分かる。
偉そうに書いちゃうが、私だって約25年にも渡って世界中のアチコチを潜ってきた経験がある。その目を通して見ても沖縄、とくに石垣島をはじめとする八重山の海は素晴らしいの一言。
(画像をクリックすると拡大表示できます)
サンゴの種類の多さ、元気さが抜群だ。他の地域では水深30メートルぐらいにいる珍しい魚が水深15メートルあたりでウロウロしていたり、キョロキョロすれば被写体はいくらでも見つかる。
ドン深、激流という条件で面白い海の表情を見せてくれる所は世界中にいくらでもあるが、穏やかなうえに透明度も高く、リラックスして何でも見られてしまう所が素晴らしい。
15年前にはまず見かけなかった外国人ダイバーを今回は随分見かけた。実際、今回はイギリス、イタリア、イランからのダイバー客と一緒に潜ったりもした。川平地区の外れに「CLUB MED」があることが要因だが、海の魅力が知れ渡れば、今後もこうした傾向が強まる可能性はある。
今回、マンタには会えなかったが、絶滅危惧種である貴重な海亀・タイマイにも接近遭遇できたし、可愛い顔のカエルウオもたくさん撮影できた。
こちらはマンタを待っているときに出てきたカマスの群れ。とても綺麗だったのだが、これに夢中になっているときにマンタが通過したらマズいので、ちっとも集中できずにあせあせと横目でマンタを探しながら撮影した。
それでも太陽とシルエットになった1枚は、青の色がどこか幻想的な感じがしてお気に入りだ。
でも、このカマスと遭遇した場所はマンタ待ちのポイントだ。このブルーを背景にマンタを撮影する段取りを整えていたわけだ。うーん悔しい。
きっと何年経っても、この写真を見返すたびにイジイジした気分が甦ってくるのだろう。
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