血液型をアレコレ語るのもどうかと思うが、そうは言ってもそれなりに性格的傾向はあるみたいだ。
私の場合、生粋のB型。家族みんながB型だ。実際に興味を持ったことは徹底的に集中するという意味ではB型っぽい要素が強い。
確かに国語の成績は優秀でも徹底して数学は零点だったことを思うと、うなずいてしまう。数学の零点などまったく気にならない点が特徴的だ。興味のないことには本当に意識が向かない。
趣味もいろいろあるが、一度ハマると凝り性の本領発揮だ。その反面、ピンとこない遊びからはすぐに引退する。
30代の頃だったか、突然思い立ってカヌーを買った。カヌー教室にも何度も通い、友人も巻きこんで爽やかなカヌーイスト人生を歩もうと企んだのだが、なんかピンとこない。ググッとこない。結局すぐにカヌーは邪魔になってしまった。
先日も書いたのだが、最近突然、病的に「靴磨き」に邁進している。凝り性要素が大爆発だ。血液型のせいだろうか。かなり変だと思う。皮フェチにでもなってしまったのか。
娘の靴、嫁さんの靴にとどまらず、革製品なら何でも磨きたくなってしまった。この前の週末なんか、おだてられながら鬼嫁のハンドバックを3つも磨いた。補色までして生まれ変わったバックの臭いをクンクン嗅いで悦楽の時間を過ごした。
当然、自分の持っている靴はとっとと磨き上げちゃったため、もっと上質な皮の靴を買おうと衝動買いモード一直線。磨きたいから靴を買うみたいな感じだ。
わが家の玄関横にはコートと靴の収納に困らないように小部屋が作ってある。必然的に靴の収納スペースは豊富なのだが、そういう余計なスペースがあると、靴はもちろん、グッズに関してもついつい置き場所を気にせず買ってしまう。
靴とともにいろいろとクリーム類も増えてきた。ブラシ類も増殖中。靴磨きに励み始めるとわが家の玄関は散らかり放題になってしまう。
靴クリームの香りにすっかり魅了されている。シンナー中毒になる若造の気分が分かる気がする。せっせと磨いてツヤツヤと輝きだすとウットリする。ヤバい趣味だと思う。週末は玄関に居座っている時間が妙に増えてしまった。
職場に靴マニアの中高年社員がいるのだが、彼は家族全員の靴を毎週磨いてらしい。楽しんでいるうちに当然の仕事として義務にさせられたそうだ。
危ない。私も「家族全員の靴磨きをさせられるオヤジ」に突き進んでいる。
一応、女子どもの増長を抑えるために安易に引き受けないようにしているのだが、奴らは言葉巧みに私に作業をさせる。どうも釈然としない。
誉められると舞い上がって疑いもせずにせっせと作業に励んでしまう。お人好しだ。
変な業者に消火器とかを売りつけられるバカがいるが、あれと似たようなものだろう。
そんなこんなで最近やたらと靴に強い興味を持つようになった。良い靴が欲しいのか、良い靴を磨きたいのか、ちょっと微妙だ。
ひょっとすると磨きたいから靴を買うという変な循環になっているのかもしれない。
結局、英国製とスペイン製、そしてイタリア製の靴を買ってしまった。上質な皮の香りに陶然とする日々だ。ペットを飼い始めたような愛おしさがある。やはり病気だろうか。
私の場合、何かのストレスがかかると一気に何かに没頭する悪いクセがある。ストレスなんかを理由にするのは格好悪いが、過去にもいろいろ経験がある。
今回の「靴欲しい病」と「靴磨きたい病」も深層心理の何かが私に指令を下してしまった結果だと思うようにする。
とっとと精神衛生を向上させないとカード破産に陥りそうだ。
そう言えば駅前の靴磨きのおじさんや
返信削除おばさんっていつの間にかいなくなりましたね。
90年代に入ってからかしら?
80年代後半は普通にいましたね@新橋
確かに絶滅危惧種みたいに
返信削除貴重な存在になりましたね。
需要がないはずはないのでしょうが、
後継者難なんでしょうね。。