2011年6月20日月曜日

デブ 「おでん国見」

最近デブで困っている。前からデブはデブなのだが、巨デブの域に迷い込んだ感じだ。
いかんいかん。

基礎代謝がゼロなんだろう。かなり我慢したつもりでも体重が減らない。ほんの少し油断するだけで、簡単に体重計は私を裏切る。今度ぶっ壊してやろう。

2~3年ぐらい前に割と短期間に15キロ近く絞ったのだが、既に「今や昔」状態だ。

20代の頃は1週間もあれば5キロぐらい落とせたが、今となっては10グラム減らすのに1ヶ月ぐらいかかる。

私の身体は皮下脂肪とか内臓脂肪とかが大好きらしく、私の眼を盗んでヘソクリのように貯めまくる。

そのうち、対策を練らないとなるまい

先日、旧友が経営する芝・大門にある店に行った。この友人は私より太っているので、会うたびに勇気づけられる。持つべき者は太った友人だ。

店の名は「おでん国見」。店主がデブだから、デブが喜ぶようなメニューが多い。必然的に私も嬉しい。

そもそも「おでん」は一種のダイエットフードと言っても過言ではない。大根だの昆布だのをハフハフしながら食べている分にはカロリーは相当低い。

店の名誉のために誤解のないように書いておくが、「おでん国見」にはデブしか行けないわけではない。また、行ったから太るわけでもない。おでんを中心に攻めればローカロリー。問題なし。

このお断りを書いたことで、ここから先はデブ好みに話題を移す。


最近加わった新メニューがエビマヨサラダだ。サラダと聞くとヘルシーイメージだが、コッテリした揚げ海老がゴロゴロ入っている。ドレッシングもたっぷりでデブ大喜びメニューだ。

デブはデブであることの反省から、ついついサラダを注文することを自分への免罪符にしたがる。その心理を逆手にとって更なるデブを目指せるぐらいガッツリとしたサラダだ。ウマい。

おでん以外の一品料理は沖縄料理が中心。必然的に豚肉方面のメニューが充実。ガッツリ食べたい時にもバッチリだ。

ちなみに沖縄料理は長寿食と言われるが、この方程式には大いに誤解がある。正しくは「昔の沖縄料理が長寿食」なのであって、最近の油コテコテ肉ガッツリ系のオキナワンフードが長寿食なのではない。

実際に沖縄県の男性の平均寿命が物凄いスピードで短くなっているという笑えないデータもある。

油バッチリの炒めものや揚げ物、タコライスだってそうだ。スパムなんてものも不純物だらけらしい。イマドキのオキナワンフードの現実だ。

偉そうなに書いてみたが、健康に悪いモノほどウマいのは古今東西老若男女、当然の真理で私はイマドキの沖縄食が大好きである。長寿食専門料理屋などお金をもらってもいかない。

大体、今の世の中、普通に歩いているだけで放射性物質を吸収しまくっているのだから、油がどうだ、不飽和酸がどうだ、塩分がどうだなどと心配していても仕方がない。


こちらの店では、ソーメンチャンプルーもしっかり正しく油を使っている。この部分が大事。ヘルシーに油少なめなどという呪縛が絡むと、ソーメンだって玉状に絡まってマズくなる。

テビチ(豚足)の唐揚げも相変わらずウマい。揚げ加減もタレの味も酒のお供にバッチリだ。これ以外にも美味しいソーキそばもあるし角煮もあるし、ソース焼きそばもある。

おでんで軽く済ませたい人にもカロリーを過剰に摂取したい人にも使い勝手はいい。

この日は、シメに「ボロボロジューシー」なる一品を注文してみた。平たくいえば味噌味の雑炊。汗をかく夏の塩分補給には十分すぎる濃い味。


酔っぱらっている私は、カロリーとか塩分
に寛大になる習性がある。「えがおの黒酢」を毎日欠かさず摂取している私の生真面目さは、こういう時のためだ。

最近、食べる量が減ってきたのだが、やはり旧友の店を訪ねれば、ドカドカ注文したくなるのが江戸っ子心理だ。

そんなに空腹でなくとも、ついつい酒を呑み、太った友人のお腹を眺めていると注文したすべての品々をキレイさっぱり胃袋に納めてしまう。

デブ太郎特有の悪循環だ。

ちなみにこの店、生ビールにこだわりがあって、日本酒の品揃えも良く、真っ当な焼酎や泡盛もいろいろある。泡盛のコーヒー割りというディープな注文も可能だ。普段使いには最適な店だと思う。

近くにある立ち飲みの殿堂「秋田屋」のように繁盛していない点も好感が持てる?。

行ける人は行ってみてください。店主の腹を見れば自分がスリムに思えます。

2 件のコメント:

  1. 前から告白しようと思っていたのですが、この店多分うちから3分くらいです。
    じも子

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  2. 悶々さま

    衝撃の告白ですね!
    ぜひ店主の腹を見に行ってください。
    「富豪記者」のボトルも飲んじゃって構いませんよ!!

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