オネエキャラだかなんだか知らないが、世の中、そっち系の男性が妙にもてはやされている。
正直言って苦手だ。
その手の人を全面的に否定するわけではないが、ああまでも公衆の電波に乗ってグイグイ出てこられるとゲンナリする。
私の感性が古くさいのだろうか。仕方がない。
小学校から高校まで男子校に通ったから、そういう気質の級友は珍しくなかった。それはそれでフツーに共存していた。
変にはやし立てるのは一時的で、その後は、当たり前のことのようになっていた。男女共学だとどういう感じなんだろうか。
高校の学園祭でも、そっち系はそっち系で聖子ちゃん風の衣装を着てアイドル歌謡を熱唱したりしていた。
私自身は、そっち系とは無縁なので、彼?らたちが大人になってどんな生き方をしているかは詳しく知らない。
そっち系といっても、なんとなくナヨナヨしているだけの単なる男も多く、「正真正銘ちゃん」はさすがに少ない。
高校生ぐらいの頃は、同級生達も、その微妙な違いまでは分からず、大人になって再会して「彼」だったのか「彼女」だったのか、コトの真相を知ったりする。
先日「彼女」と飲む機会があった。一緒に飲んでいた友人が酔っぱらって呼び出したら、エステにいたという彼、いや彼女がやってきた。
こっちは出来上がっていたから、ひゃあひゃあ歓迎したのだが、シラフだったヤツは、グイグイ飲み進んで30分ほどで我々に追いついてきた。
追いついたどころか、追い抜かれた感じで、「スペクタル彼女」の完成だ。10代の頃はあんなに可憐でおしとやかだったヤツも、いまは40半ばを過ぎている。
泥酔した中年熟女?だ。あとは想像の通り、横に座っていた母校の後輩の手を握りしめ、気付けば抱っこされてキャーキャー言ったり、みんなでノセてしまえばキスの嵐だ。
その日は、これまた級友が経営する店で飲んでいたのだが、その級友は見飽きた光景にゲンナリしていた。とっとと店を閉めたかったのだろう、憂鬱な表情で我々に軽蔑の視線を送る始末。
昨年だったか、別な飲み会で私もその中年熟女にロックオンされた。この日隣に座るのを避けるぐらいの学習効果はあった。
ロックオンされると、舌は絡めてくるわ、大事なところに手は伸びてくるわ、そりゃあ一大事である。でもヤツからはちょっといい匂いがするから、ついフラフラと身を任せそうになったりする。
小学校の頃から知っている気安さが加わって、危ない領域に近づきそうになる。
恐るべしである。
ヤツは酒を飲むと毎度毎度壊れてしまうようで、常に深夜のタクシーから乗車拒否される。まあ、中年になっていろんな葛藤が渦巻いて制御不能になっているのだろう。
イカした男も年を取ればオッサンだ。カッコいいオネエサンだって年を取ればオバハンである。オカマちゃんが年を取ったら何と呼べばいいのだろう。
オバマさんとでもいうのだろうか。
今、彼はその筋の人達が集うエリアで、その筋の人達のために健康や装飾?を管理する大事な仕事に携わっている。いっぱしの名士サマである。
あと20年、30年経ったら、オジイサンでもオバアサンでもないであろうヤツをどのように呼称するべきだろうか。
そんなくだらないことを真面目に考えてしまう一夜だった。
ああ、その時の画像をアップしたい!
さすがにやめておこう。
画像のアップはご勘弁を!
返信削除モザイク入りならOKですが(^^;
極薄モザイクを使おうかね。
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