2013年3月1日金曜日

サプリ男


最近、このブログで内向きなことばかり書いている気がする。「オレだってナイーブなんだぜ」と主張しているみたいで気持ち悪いからいい加減にしようと思う。

実際には、明日の朝飯を何にしようかとか、もうすぐ出かける潜水旅行での撮影のこととか、WBC三連覇のこととか、テレビ東京の大江アナが見られなくなることとか、壇蜜のことぐらいしか考えていない。

いや、もうひとつあった。「健康問題」である。

以前にこのブログで書いたが、「草笛光子が頑張っている足腰を鍛えるヘコヘコマシーン」を購入して以来、一応、サボらず続けている。

使い始めて2週間ぐらいだが、気のせいか、少し足腰が元気になったように思う。信号が赤信号に変わりそうで焦ってダッシュした時、「オレって為末?」と思うほど足が軽く感じたから少しは効果があるのだろう。

で、今更ながら「健康」という言葉が妙に気になるようになってきた。食事も好き放題、酒も飲む、タバコも吸うから、まずはそのあたりの基本姿勢を考え直さねばならないのだが、それはイヤだ。

しょせん、その程度である。

そうは言っても、気づけば青汁をグビグビ飲むようになって、肝機能を良くする薬や黒酢の錠剤も飲み、ビタミンCのサプリや亜鉛のサプリも飲むようになった。シジミエキスも飲んでるし、ついでに言えば薄毛予防薬も飲んでいる。

それ以外にも、持病の逆流性食道炎のための薬や、クセ?で飲んでいる太田胃散とか改源とか葛根湯なんかも合わせると、なんだか「薬物中毒」みたいだ。

そろそろ飲み合わせとやらに気をつけなければいけないのだろうか。なんだか面倒だ。

先日も、新たに「プロポリス」の錠剤を注文してしまった。それも「毎月お届けコース」である。これを選ぶと1回あたりの単価が結構安くなるから、ついつい定期コースに申し込んでしまう。

う~ん。多すぎないだろうか。錯乱した人みたいにも思える。これらに加えて、時には睡眠導入剤や安定剤も飲むことがある。「ヤク中」オヤジみたいだ。

それにしても、サプリの広告は実に上手に出来ている。薬事法の関係で、ストレートに効能なんかうたえないのに買う側はすっかり引寄せられる。

目に良いといわれるサプリだって、「楽しそうな読書」を描いたほのぼのとしたイラストで消費者を刺激する。寝る前の読書で目がかすむ人には妙に説得力がある。

デザインの力だと思うし、その工夫が売れ行きを左右するのだろう。まさにインパクト勝負の世界なんだと思う。

サプリの不気味さ?は、効能を実感できない点だ。疑ったらキリがない。それぞれの単価は低くても毎月のことだし、種類が増えれば年間予算額は相当なものだ。おまけに安い商品より高い商品のほうが効きが良さそうな変なイメージがあるから、ついつい散財につながる。

年間ウン万円、ウン十万円が意味のない出費だったら痛すぎる。吉原で風呂に入ったほうがよほど健康になれそうだ。

信じるものは救われる。そんな世界なのだろうか。

その昔、晩年の祖父が何かの手術を受けた際に、血管が物凄く丈夫なことを医師に驚かれたことがある。原因は長年愛飲していた「ソーヤレシチン」とかいう変な粉末の効能だったそうだ。

そういう話を聞くと、私のサプリ放浪も意味があることだと思いたい。

さて、結論に移ろう。

なんだかんだ言って、健康でいるためのコツはただ一つ。

楽しいことに囲まれて愉快な気分で過ごす。

それだけだ。

そんなことは百も承知だ。だからそれを心掛けるしかない。

だいたい、いつまでも寒いのが問題だ。いい加減にして欲しい。「冬期うつ」という症状があるそうだが、何となく理解できる。

暖かくなったらバリバリ愉快に過ごそうと思う。

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