東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年1月15日水曜日
体重と炭水化物
昨年秋に8キロほど体重を落とした。その後1キロほど戻ったが、いわゆるリバウンドはしていない。おかげで色々と好調である。
今の体重でもナンチャラ係数みたいな指標だと肥満に分類されるらしい。自分としてはこれ以上減らさなくてもいいと思っているのだが甘いだろうか。
現役で活動中の中年男であれば、医学的な指標で「標準」や「痩せ気味」に分類される人は変である!。
きっと体質的に太りにくいとか、ストイックに運動をしているとか、食事自体が嫌いなんだと思う。
かく言う私も、大学生の頃、ちょうど今ぐらいの体重になった時に慌てて1週間で7キロの減量をした覚えがあるから、本当はもう一息落としてもいいのだろう。
でもオトナの男性にはそれなりに貫禄も必要である。北朝鮮なんかだと太ってる人は立派な人だと認識されるらしい。だからこんなもんで良しとしよう。
放っておけば日々暮らしているだけで太ってしまう。呼吸してるだけで太る。年齢とともに基礎代謝が無くなってくるから、結構面倒である。
私も一応、リバウンドに注意するためそれなりに気を遣っている。といっても、夜遅くに食べないとか、大食いした翌日はかなり食事量を抑えるとか、当たり前のことを徹底するようになっただけだ。
体重増加問題における天敵は炭水化物だが、激しく愛すべき相手も炭水化物である。「愛憎相半ばする」ってヤツだ。
パエリアである。スペインレストランに行って、小皿料理をアレコレ食べて酔っ払っていれば大して太らないのに、最後にコイツがやってくる。もちろん、綺麗さっぱり食べてしまう。
この画像、6人でコース料理を頼んだときのものだ。どう見たって3人前か4人前の量である。少ない!。お得なコース料理だから間引かれた?のだろう。6等分されたらチョロッとしか食べられなかった。
だから欲求不満が溜まっている。近々、小食の女性でも誘って、小皿料理で満腹にさせてから、最後に出てくる2人前のパエリアの大半を食い占めようと思う。
ウナギ様である。実は昨年暮れからウナギが食べたくてしょうがなかったのだが、食べる機会が無くて悶々と正月を過ごした。で、仕事始めから日も浅いうちにいつもの日本橋「大江戸」に出かけてきた。
この店では、アンキモ山椒煮やイクラやコノワタみたいな珍味で飲み始め、白焼きが来たら冷酒に切り替えてグビグビ飲むのが正しい過ごし方である。
うな重が来ても、これだけのウナギ様が鎮座されていらっしゃるから、半分ぐらいのウナギは白米と一緒に食べずに、蒲焼き感覚で冷酒の肴にする。
うな重の蓋は閉めたまま、冷酒とともに味わう時だけ、こそっと蓋を開けて箸でちぎる。冷めないようにその都度また蓋をする。このミミっちい行動が楽しい。
ウナギを半分食べてしまうと、タレがまぶされた「ご飯サマ」の出番だ。これだけドカンとウナギが乗っかっているわけだから、残り半分のウナギでも充分である。
子供の頃は炊きたてのドンブリ飯にタレだけをビチャビチャかけた「鰻丼のウナギ抜き」を嬉々として食べていた私である。ウナギが半分でも残っていればバンザイである。
ということで、うな重サマに二役を担ってもらうことで、珍味、白焼き、蒲焼き、うな重という究極の流れが完成するわけだ。
そして、同行者が食べきれずに残した分まで調子に乗ってかっこんで太り続けていたのが平成25年秋までの私である。
昨年後半から、人の分まで食べるのをやめたから、何とか体重の増加を防いでいるのだと思う。
これもまた以前にもブログに載せたことがあるが、スペシャル軍艦巻きの画像である。
具材はいわゆるツナサラダである。高田馬場の鮨源で週に1度制作される上等なマグロを使った「ツナ」である。
もともとは突き出し用に作られていたが、軍艦巻きや中巻きなんかで食べる人も存在する。
この画像のような非常識極まりない、「粋」のカケラも感じられないアバンギャルドな一品は私しか食べない。
名付けて「スカイツリー軍艦」である。店の品格と名誉のために言っておくが、あくまで私のワガママで作ってもらう邪道寿司である。普通は出てこない。いや、こういうものを頼んではいけない。
寿司の基本中の基本は、ネタとシャリのバランスである。そういう意味では、この寿司はハチャメチャである。周りの人の視線が恥ずかしいから出されたら瞬時に食べるようにしている。
一口で食べるにはコツがいる。「口に入れる」という感覚ではダメである。「強引に押し込む」感覚が大事である。そして口中に溢れかえるツナとシャリの乱交状態を目を白黒させながら楽しむのがいつものパターンである。
乱交もそれなりに楽しいものだ…。
ツナだけをツマミにしていればいいものを炭水化物を愛する男として、どうしても寿司飯と合わせたくなってしまったわけだ。
こんなことを書いていると、さぞ大食漢だと思われそうだが、こう見えて、最近知り合った人々からは私は小食な人だと思われている。
一時的に食べる量を減らしてアルコールばかり摂取した時期があったせいだろう。中には私が甘いものも受け付けない人間だと思っている人もいる。
イチゴ大福を一度に3つ食べるぐらい甘味も好きだが、たまたま我慢した時に、我慢を隠すために自らそういうウソをついたのだろう。
何だか嬉しい。元来あからさまな性格なので、他人から実際とは違うイメージで認識されるのは変な快感がある。
「酒ばかり飲んで甘いものも食べない男」。なんとなく渋いではないか。
まさに世を忍ぶ仮の姿だ。そんなインチキイメージがもっと広がるような日々を過ごせば、必然的に体重は増えないはずだ。
頑張ってみよう。
ふとした機会から富豪記者さんのブログを読ませていただいております。
返信削除色々…私のツボにはまります。
とても興味深いし面白いです。
人生観もまさにツボであり、毎日の励みになっているんです。
更新を毎回楽しみにしております。
私もグルメが大好きで…とても参考にさせていただいております。
しかしくれぐれもお体には気をつけてください。健康第一ですからね。
コメントありがとうございます!
返信削除毎日の励みになっているだなんて、大いに恐縮です。。。
でも、そのような御言葉をいただけるとシコシコと書き続ける意欲につながります。
今後ともよろしくお願いいたします。