東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年4月21日月曜日
中華料理の魔力
今日は、というか、今日も食べ物の話。中華料理について四の五の書こうと思う。
ひとくちに中華料理屋といっても、街場にあるチャーシューワンタンメン880円の店もあれば、高級フカヒレ姿煮ラーメン8800円の店までさまざまだ。
大衆店から超高級店まで、まんべんなく日本人の食文化に浸透している点では、世界のどの国の料理屋よりも馴染み深い。
職場の近くにある気軽な中華料理屋に時々出かける。豊富な種類のランチセットに背を向けて、いつも私が注文するのは「豚肉もやし焼きそば」である。
妙にウマい。麺を焦がした部分も少なすぎず多すぎず、味付けも正しく?濃いめで嬉しい。
私は基本的に昼飯は食べないことが多い。でも、重度の二日酔いで朝飯を抜いた日とか、スサンだ状態になるとこの店の焼きそばが食べたくなる。
一度だけ夜に訪ねたことがある。あんなウマい焼きそばがあるんだから、他の一品料理も上等だろうと思ったわけだ。
結果は、二度と焼きそば以外は注文しないと誓うハメになった。
やはり、何を食べてもまんべんなくウマい店は希少な存在である。中華料理屋のようにメニューがバラエティに富んでいれば尚更だ。
高い値段を取る高級路線の店でも、名物料理はウマくても他の料理はイマイチというケースも多い。
先日、ガッツリ美味しい中華が堪能したくなって、ひょんなことから恵比寿・ウェスティンホテルの「龍天門」に行ってみた。
以前から評判の高い店である。私自身、10年ほど前にワンサカ食べて大満足だった記憶があるが、恵比寿に縁がなかったので、それ以来である。
いやあ、物凄くウマかった。それこそ何を食べても美味しかった。味覚なんてものは個人差があるはずだが、この日食べたモノは全部大当たりだった。
いくつか注文した点心も全部ウマかった。とくに大葉とエビのシュウマイが最高だった。
他にも、あんがかかった福建チャーハンもウホウホ言いながら食べた。この画像はネットから適当にパクってきました。スイマセン。
香港裏町風焼きそばと名付けられた一品も、ネーミング通りのジャンクな雰囲気に仕上がっており、独特な風味がクセになりそうな感じだった。
個人的に「何を食べてもまんべんなくウマい中華料理店」といえば、麻布にある「富麗華」とか銀座の「福臨門」が思い浮かぶが、私の中で、この「龍天門」のランク付けが急上昇した感じだ。
中国にちっとも思い入れはないのだが、割と頻繁に中華料理は食べたくなる。フレンチ、イタリアン、コリアン等々、「外国の料理」というジャンルの中で最も身近なのが中華である。
フカヒレだの北京ダックだのと聞くだけでヨダレが出る。ヨダレどころかすぐに食べに行きたくなってしまう。
龍天門に行った翌日には北京ダックが頭の中に浮かびっぱなしだったので、銀座の「全聚徳」に出かけた。北京ダックの専門店である。
北京ダック以外の料理は、まあまあという感じだが、そんなことはどうでも良い。ここの北京ダックは皮だけでなく身肉も一緒に食べるから食べ応えがある。
皮だけを小皿に盛って、砂糖をドバドバ降りかけて味わうのも全聚徳ならではのお楽しみである。
紹興酒とともに味わうと天国に旅立ったような気分になる。
肝心の北京ダックはウェイターさんがアレコレとトッピングを変えながらいくつも作ってくれる。
今回、大当たりだったのが、この店特性のXO醤を入れるバージョン。甜麺醤とケンカしないかと心配だったが、逆に複雑味が増して美味しかった。
作る人によって不思議と味わいが変化する。薄皮でダックをくるむ時の力の入れ加減というか、締め加減で食感は随分と変わるらしい。
なかなか奥深い世界みたいである。
ということで、ウマい中華料理を食べ続けたので、当然、体重が増えてしまった。因果応報である。
体重計の冷酷な数字が目に入った瞬間、中華料理なんて二度と食わないと心に誓った次第である。
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