東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2015年12月18日金曜日
ぐり茶 ポタージュ揚げ餅、Amazon
日常生活に不可欠なインターネットが普及したのは、わずか20年前のことだとか。結構ビックリである。
20年前、私はすでに大人だったが、インターネットに無縁な生活を過ごしていたわけだ。
思い返してみれば、アナログな日々だった。懐古趣味はないが、あの時代はあの時代で何も不便は無かった。今が飛躍的に便利になったかというとよく分からない。
でも、物凄く便利になったのだろう。その渦中にいると気付かないが、20年以上前に比べるとライフスタイルの多くが変わったのは確かだ。
買物の多くがネットで済んでしまう。これは画期的だ。私自身、ネットスーパーを頻繁に利用する。
かさばるモノ、重いモノ、紳士がスーツ姿で持ち歩くのが恥ずかしいモノ?など、ありとあらゆるものが買える。指定した時間帯に玄関先まで持ってきてくれるのだから有難い。
画像のティーバッグは私がしょっちゅうネットで購入する商品だ。ずいぶん前に伊豆方面に旅行した際にお土産屋さんで買って妙に気に入ったものだ。
気に入ったらメーカー名や商品名を控えておけば、まず間違いなくネット上で販売されている。あとは欲しい時に注文すれば済む。
唐津や信楽、常滑あたりの作家モノの急須をいくつも持っているくせに、このティーバッグを知ってしまってから使わなくなってしまった。
「ぐり茶」は苦みがないのが特徴だ。ティーバッグで濃い目にお茶成分を抽出するのにもってこいである。
熱い湯を入れた湯飲みの中で20回ぐらいジャブジャブしてから2~3分適当にフタをして蒸らしてから飲むと抜群である。ティーバッグでいれたお茶だとは思えないレベルだ。
お茶が飲みたい、でも急須にお茶っ葉を入れると後々メンドーだ。かといってティーバッグのお茶はまずくてイヤだというモノグサな人にはオススメである。
デパ地下でエラそうに売られている高級ティーバッグもいくつも試してみたが、それらより遙かに安くて味わいも豊かだ。
お次はお菓子である。滅多に菓子など買わない私が最近アホみたいにハマっているのがコーンポタージュ味の揚げ餅である。
いつだったか、お土産でいただいたのがきっかけ。こういうモノは普段食べないので放置していたのだが、家に遊びに来た娘に食べさせたついでに一口頬張ってみたら目ン玉が飛び出るほどウマくてビックリした。
http://www.zuika.jp/shop/item_detail?category_id=398193&item_id=1794254
ありがちなポタージュ風味のスナック菓子は化学調味料っぽい?後味が残念だが、この揚げ餅はポタージュ風味があざとくない。実に自然だ。揚げ餅自体も軽やかで油っぽい感じもない。優しい味わいである。
銀座・並木通りに直営店があるのを見つけ何度も買いに行った。もちろん、ネットでも買える。ちなみにネット通販のページを見ていたら、これが季節限定商品だという重要な秘密を知ってしまった。
12月までの販売だとか。大変である。大いに慌てている。賞味期限は1~2か月程度だから、どんなに買い占めても春の声を聞く頃にはオサラバである。
この手の煎餅って冷凍したら数ヶ月は風味が維持されたりしないものだろうか。今の私にとって今世紀最大の難問である。
葉巻もネットで購入することが多い。種類にもよるがキューバ産の葉巻が日本の半額ぐらいで買えることも珍しくない。
葉巻通販業者の中には、通関の際に必要な税金をごまかすためにアレコレ工夫してくる業者もいる。
私は真面目な納税者なので、そういう業者を選んでいるわけではない。たまたま結果的に私の意に反して!税関をスルーしちゃうことが過去にはあった。
税関で引っかかる、いや、税関でキチンと処理される場合、注文から到着までの日数は1週間はかかる。真っ当な通販業者は湿度管理に配慮した梱包をしてくれるので1週間以上かかっても葉巻の状態は悪くない。
海外の適当な国際空港で売られている乾燥しちゃった葉巻よりもよっぽど間違いがない。
さて、ネットで買物と言えば、Amazonである。私もなんちゃら会員に登録しているから、ものによっては注文した当日に普通に届く。もう慣れっこになったが、考えてみれば凄い話だと思う。
最近、買ったのはコーヒーメーカー用の専用カートリッジやギターの弦、特殊な形状の電池、盛り塩用のそれっぽい塩、職場で使うひざかけ、それ以外には仏像入門から小説まで脈略のない本があれこれ。そんな感じである。
本屋さんでぶらぶらしながら好みの本を見つける楽しみは捨てがたい。でも、ネット上では特定の本を選んだ場合にそれと関連するオススメ本を表示してくるから、あの機能を使えば結構「ぶらぶら感」も楽しめる。
最近は小説を読むにしてもすっかり短編ばかりになった。本屋でズラッと並んだ棚から一目で短編集かどうかを探すのは無理だが、ネット上では「短編」とキーワードを入れれば簡単に絞り込める。
気になる作家の本を探そうにも本屋だと出版社別に陳列棚が別れているが、ネット上ではそういう問題もない。実店舗での小売りの世界はジャンルを問わず今後が本当に大変だと思う。
ついでにいえば、ネット上では過去の購入履歴から私に関する「傾向と対策」が勝手に研究されて、何となく私が興味を持ちそうな商品を表示してくる。だからついつい衝動買いもしてしまう。
インターネットとクレジットカードがこの世に無ければ、私の預貯金残高が今のようにスカスカになることはなかったはずだ。
便利になるってお金が無くなることと同じ意味なのだろうか。
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