東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2016年8月29日月曜日
辛さにムホムホ
甘いモノも好きだし辛いものも食べる雑食性の私だが、この夏はいつもより辛い食べ物に惹かれる。
逆流性食道炎の薬をサボらず飲み続けているせいで、胸焼けが抑えられていることも大きな理由である。
朝から辛いカレーを普通に食べるし、ゆで太郎に入って蕎麦をかっこむ時もやたらと七味をドバドバかけてしまう。
暑いときに辛いものを食べたくなるのは一種の本能である。インドやタイなんかに辛い料理が多いのもそれが原因だ。
汗を出すことで身体の表面温度は一時的に下がるから涼しく感じるらしい。冷やしジャージャー麺にタバスコをぶりぶり振りかけて食べるのは夏の常識と言ってもいいわけだ。
これは池袋の人気店「楊(ヤン)」の汁なし担々麺である。路地裏の小さな店が松重豊の「孤独のグルメ」で取り上げてられたせいで、今や周辺に3店舗を構えるまでになった。
時々ふと食べたくなる味だ。正直言うと“美味しいなあ”と思ったことはない。でも食べたくなる。シビれる辛さが何ともいえない魅力だ。混ぜ合わせた時の画像がこちらだ。
辛さの度合いを聞かれるが、「マイルド」と答えようが「普通」と答えようが、違いはあまりわからない。どっちもビシバシに辛い。
怖いから「辛め」と注文したことはない。この料理の辛さの特徴は山椒だ。山椒の辛さがピリピリ痺れさせてくれる。麺自体も何だか独特で、ここでしか味わえない有難い?感じがする。
8月はインド料理店にも何度も出かけた。麹町「アジャンタ」のチキンカレーは相変わらず刺激的な辛さでウマかった。
この画像は何気なく入ってみた銀座の「デリー」のタンドリーチキンである。この店オリジナルのようで、なぜかスープというかソースたっぷりの一品。
これはこれで辛さをしっかり感じて悪くなかったが、個人的には普通のモサモサ?したタンドリーチキンのほうが好きだ。
画像は撮り忘れたが、カレーはバターチキンとカシミールという種類を味わった。カシミールカレーは妙に辛かった。一定ラインを超えるとウマいとは思えないので、個人的には断然「アジャンタ」に軍配を上げたい。
こちらは水道橋にある焼肉「京城苑」のユッケジャンクッパ。焼肉を食べたいわけではなく、キムチやチャンジャやユッケジャンクッパを欲して出かけた。ウマかったけど辛味がイマイチだったのが残念。
気のせいか、ここ10年ぐらいで焼肉屋のユッケジャンクッパがそれ以前よりマイルドになっているような気がする。もっとヒホヒホ言いながら辛いヤツが食べたい。
世の中には辛いモノ好きな人は結構いるようで、尋常じゃない辛さの料理を出す店が少なくない。
一部のラーメン屋とか担々麺専門店あたりだとウマくもなんともない単なる嫌がらせ的な辛さだけをウリにしている店もある。ああいう路線の店は若者に任せて、大人はウマさと辛さの両立を求めたいものである。
とか何とか気取ったことを書いているが、普段はそんなに辛い料理を食べないので、辛い料理の達人から見れば、私が書いていることなどシャバダバ?である。
辛いモノの話のついでに私のヘンテコ贅沢ネタを書いておこう。
炭水化物を控えなきゃと思った際に、時々「ピザの上だけ」をウホウホ食べることがある。
デリバリーのピザである。適当な組み合わせの「ハーフ&ハーフLサイズ」にオニオンやアンチョビなんかを追加トッピングする。
結構な値段になる。そんな貴重品をひとりで抱えて、おまけにピザ生地をすべて残すという傍若無人な食べ方をする。
ピザなのにフォークで食べる。生地の上の具だけをフォークでごそっとすくって食べる。食べ終わると生地だけが綺麗な円形に残っている。もったいない行為だが、それも体調管理の一環だと自分に言い聞かせる。
この「ヘンテコ贅沢メシ」の際も、最近はタバスコをドバドバ投入している。辛くなってムホムホしちゃう感じがたまらない。キンキンに冷やしたスパークリングワインとの相性が抜群である。
うーん、つくづくダメな感じがする。
この歳になってこんな食生活だとは若い頃には思いもしなかった・・・。
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