東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年1月11日水曜日
ワガママを続けたい
なんだかんだと書いているうちにこのブログも10年目になった。10年ひと昔という言葉を思えば結構な歳月が流れたわけだ。
10年前に書いたものをいくつか読み返してみたが、やはり中年になると10年ぐらいではちっとも変化していない。似たようなことを書いている。
進歩がないなあと嘆こうと思ったのだが、裏返せば老け込んでいない証拠だとも言える。そう思うことにする。
2007年の12月に今をときめく?小池百合子女子をネタにしている。小池さんのことを「今がピークだ」と持ち上げ、「小池百合子になりたい」と結んでいる。
https://fugoh-kisya.blogspot.jp/2007/12/blog-post_06.html
あの頃よりも今の方が小池さんの「ピーク」だろう。オリンピックの顔になる予定だから世の中の流れは分からないものである。
同じく2007年の12月に銀座の夜の話を書いている。オネエサマがたの「偽装」を高尚な筆致で考察している。
https://fugoh-kisya.blogspot.jp/2007/12/blog-post_04.html
10年経った今でも思っていることはまったく同じである。ちっとも進歩していない。
とはいえ、書きぶりが10年前の方が少しだけ上品かもしれない。今はこういうテーマだとワイ談方面に行きがちだから、私のオッサン化はキチンと進んでいるようだ。
さて、10年前から変わらないことといえば、“ワガママ飯”もそのひとつだ。出されたものを黙って喜んで食べればいいのに、ついつい余計なリクエストをしてしまう。
「オレってちょっと通なんだぜ」って言いたい人みたいでヤボなのだが、顔見知りのお店だとついつい余計な注文をしてしまう。
先日、銀座にあるお寿司屋さん「さ久ら」で温かいものが食べたくなってワガママリクエストしたのがこれ。
見た目はグロ系だが味は絶品だった。ズワイガニの身をカニミソと一緒に蒸してもらえると聞いたので、そこに湯葉とカキをトッピングしてもらった。
それぞれ主役になる素材なのにゴッタ煮状態である。こういうワガママはお店の大将と相談しながらお客さんが少ない時に注文するのが一応のルール?である。
湯葉はもともとボンヤリした味で好きじゃないのだが、カキやカニ味噌と合わせるとボンヤリ感が薄らいでかえって好ましい存在感になった。発見である。
こちらは高田馬場・鮨源で頼んだ巻きものである。イクラとウニと子持ち昆布のミックスである。不健康巻きとでも名付けたい雰囲気だ。
以前、数の子とスジコとウニをミックスした手巻き寿司を好むお客さんがいると聞いて試したことがあった。意外にそれぞれが喧嘩しないで絶妙なハーモニーを醸し出していたので、それの亜流を頼んでみたわけだ。
もちろん、充分にウマかったのだが、子持ち昆布と数の子では食感の違いが思った以上に大きく、スジコとイクラも同じく似て非なるモノだと改めて感じた。
やはり亜流より元祖のほうがバランス面で優れているものである。勉強になった。まあ、それを学んだところでどうなるのか分からないが、人生何事も勉強である。
こちらは贈答用に作ってもらった特製ばらチラシだ。自分用だったらキュウリは絶対に排除するよう要請するが、彩りを考える上ではヤツもそれなりに役立っている。
穴子にエビ、子持ち昆布にタマゴ、他にタコも入っていたような気がする。イクラをしっかりトッピングすることで豪華なイメージにつながる。
それにしてもウマそうである。他人様が食べるものほど欲しくなっちゃうのが私の悪いクセである。
いずれにせよ、健康だからこそワガママにウマいものをムホムホ食べられるわけだ。この先10年も同じようなことを書き続けられるよう身体に気をつけようと殊勝な気持ちになっている。
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