東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年5月24日水曜日
帯広ぶらぶら
この前の週末、思い立って帯広に行ってきた。天気予報を見ながら晴天を見込んで行先に選んだのだが、やたらと暑かった。
31.4度である。5月の北海道で清々しい風に吹かれようとしたのにアチチチ状態だった。
庭園めぐりと温泉が主な目的である。暑いながらも新緑の美しさを堪能し、夜になれば涼しい空気の中で温泉を楽しめた。
お菓子の六花亭が管理している「六花の森」をはじめ「十勝ヒルズ」、「十勝千年の森」、「真鍋庭園」などをブラブラ巡ってみた。
たまにはこんな森林浴も楽しい。空気の美味しい所に行くと妙な呼吸法にせっせと取り組むクセがあるので、たぶん肺や気道関係がすっかり綺麗になったはずだ。
前回、十勝エリアに来たのは10年以上前のことだ。森林浴を楽しめる庭園施設は以前より増えたようだ。雄大な大地の眺めそのものをウリにするのは極めて正しいと思う。ヘンテコな施設を作り込むより遙かにマシだ。
この画像は昭和の頃に一世を風靡した「幸福駅」である。もう20~30年前に廃駅となったそうだがが、観光名所として奮闘している。
「愛国駅から幸福駅の切符」といえばウン十前の若者にとっては大人気アイテムだった。カップルで買い求めたり訪ねたり、そりゃあもう日本全国の男女がハシャでいた。
その後、どのぐらいのカップルが破局したり離婚したのだろう。そっちのほうが気になる。
さて、帯広といえば何はさておき「豚丼」である。あちこちに専門店が存在する。実にうらやましい。
東京にも専門店が増えるべきだと思うが、一向にそんな気配はない。豚丼に目がない私からみれば摩訶不思議としか言いようがない。
帯広駅からだいぶ離れたエリアにある「いっぴん」の豚丼だ。週末だったから帯広駅周辺の人気店を避けてここを選んでみた。
それでも10分以上待たされたから地元の人から熱く支持されている店のようだ。素直にウマかった。大正解。ムホムホかっ込んだ。
タレが甘すぎたり濃すぎる店も少なくないが、ここの味付けはちょうど良い。近所にあったら頻繁に通いたいが、ちっとも近所ではないのが残念だ。
泊まったのは十勝川温泉第一ホテル。以前も泊まったことがあるが、モダンな雰囲気に改装されていた。
小ぶりな露天風呂が付いている部屋に泊まった。十勝川温泉特有の茶褐色というか黒っぽい色のモール温泉が部屋まで引かれていてなかなか快適だった。
大浴場の露天風呂も良い感じだった。南国リゾートの海に溶け込むようなインフィニティプールのように池と浴槽が低い高低差で隣接しており開放感タップリ。
運良く外国の団体さんと遭遇しなかったので贅沢な気分で湯もみができた。
個室で食べる夕食も丁寧に作られていた。大型旅館にありがちな大味なサービスではなく、全体にキチンとしていてコストパフォーマンス的にもオススメだと感じた。
一番感心した点は朝食だ。一般的な旅館の朝食以外に豚丼が選べた。ワンダホー!である。私にとってはウッキウキだった。
普通の朝食も品数、味ともに充分満足できる内容だったが、日頃「ヘビー朝飯」を標準に生きている私にとって「朝の豚丼」は万々歳である。
朝だから小どんぶりにチョロッと盛られたやつが出てくるのかと心配していたが、しっかり盛りのガッツリ系だった。写真は取り損ねた。
こんなニクいサービスがある宿を私が悪く言うはずはない。「十勝川温泉第一ホテルはオススメだ!」。回し者みたいである。
最後に今回一番気分がアガった光景を載せておく。
帯広市街からさほど遠くない距離の音更町で遭遇した菜の花畑だ。ガイドブックや事前情報ではこんな光景に出会えることを知らなかったのだが、たまたま現地で「菜の花畑がまっ盛り」という話を聞いた。
スンバらしかった。一面の黄色である。花に興味の無い私でも興奮できた。
綺麗な空気と綺麗な景色。十勝エリアは何となくブラブラ散策するのに最適なエリアだと思った。
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