東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年7月5日水曜日
ビタシグ
職場の隣にあったコンビニが潰れちゃったので何かと不便だ。もう30年ぐらい使っていたから急に無くなるとやたらと困る。
なかでも大問題はタバコだ。今まではすぐに買いに行けたのに今は300メートルほど離れた別のコンビニに行く必要がある。
潰れたコンビニは職場から5メートルの距離。実に60倍も離れたところまで行かねばならない。60倍の労力である。
こういう不便さをタバコをやめるきっかけにしたいところだが、その気が無いから困ってしまう。
今の時代、喫煙者は世間から疎まれる存在だ。極悪人みたいな扱いだ。ここ2~30年で一気に風向きが変わった。
先日、興味深いニュースを見た。長野県の調査によると高校1年男子の喫煙率が激減しているそうだ。15年前は18.6%だったものが0・3%にまで減ったらしい。
18.6%といえばほぼ4人に1人だったわけだが、今では喫煙者は皆無に近い。0.3%なんて新潟のトキより珍しい存在かもしれない。どんなヤツだか気になる。物凄いアマノジャクなんだろう。
筒井康隆の昔の短編に「最期の喫煙者」という名作がある。確か警察や軍隊を投入されても秘密基地に立てこもってタバコを吸い続ける男の話だ。最後は珍獣みたいに剥製にされて展示されちゃう。
最近の嫌煙ファッショを思うと、なんだかそんな時代が着々と近づいているような気がする。
で、何が書きたいかというと「ビタシグ」である。電子タバコの一種だが、天然成分とビタミンだけのクリアな蒸気を吸えるというシロモノだ。
https://vitacig.jp/
ひょんなことで試してみたのだが、悪くない。普通に美味しい。煙もボワボワ出るし、何より充電不要という点が素晴らしい。
電子タバコもいくつか試したことがあったが、充電という作業がウザったくてすぐに手放した。
ビタシグの場合は、500回ほど吸うと煙が出なくなってオシマイになる。使い捨てだ。パイポみたいな気軽さだ。
いろんな味のフレーバーが揃っている。好みの問題だが、個人的にはバニラがお気に入りだ。
ただ、実用性では「マックスメンソール」という日本限定発売の商品がオススメ。メンソールだから人工的な香りを感じない。
強く吸えばボワボワと煙は出ちゃうのだが、香りがないから周りの人には何かをスパスパしていることが分かりにくい。
これなら電子タバコもダメな場所だろうとこっそり使えそうだ。弱めに吸えば煙はほとんど出ない。
煙が出ないような吸い方では物足りないのが普通だが、マックスメンソールだけは他の種類のビタシグより刺激がかなり強い。弱めに吸っても喫煙者が求める「スーハーした感じ」を味わえる。
電子タバコ類も飛行機では使えないが、長時間禁煙を強いられる路線などではこっそりスーハーしている人もいるような気がする。
ビタシグの場合、タバコ本来の成分が無いからニコチン欠乏状態になればタバコの代わりにはならない。でも、いざという時に「煙を吸ってスーハーできる」のは心強い。
タバコを吸えない場所でイライラしないための気持ちの保険みたいな使い方が出来る。これって喫煙者にとっては結構重要なポイントである。
先日も喘息持ちの人とカラオケボックスに行ったのだが、ビタシグをスパスパしていたおかげで、割と快適に禁煙タイムをやり過ごすことが出来た。
喫煙者をただ闇雲にイジめるだけでなく、喫煙者がとりあえず共存できるようなスグレモノがどんどん開発されることに期待したい。
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