東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年10月30日月曜日
カニ おでん モツ鍋
大のオトナが痩せたいだのダイエットだのを語るのはカッチョ悪いが、このところ、プチダイエットが楽しくなってきた。
一応、2週間ほどで3~4キロは落ちた。小柄な女性なら凄いことだが、「分母」の数字が天文学的な私にとっては、ほんの2~3日で元に戻っちゃう数字ではある。
あと3キロぐらい落ちれば血液検査のコレステロール値も抜群に良くなるはずだが、ここからの道は険しい。
だいたい、毎晩のように楽しく酒を飲んでいるようではダメである。明日もウナギ屋を予約してある。ちょっと真剣味が足りない。
でも、「意識高い系」の若造じゃあるまいし、ストイックに節制するのも何かに負けた気がする。このぐらいのヌルさで丁度いい。
プチダイエットの内容は、日本酒を焼酎に変え、夜の炭水化物と油モノをやめてお菓子の間食を我慢するぐらいである。
それでも少しは体重が減るのだから、いかに普段どうでもいいものを口にしているかが分かる。
カニである。先日、とある会食の際、私が店選びを任されたので久しぶりに「かに道楽」に出かけた。
カニはやたらとカロリーが低い。ほとんど水分みたいなものである。天ぷらやカニ寿司みたいなメニューを避けて、刺身や茹でガニを黙々と楽しんでいれば痩せる。
おまけに私はカニが大好物である。大好物を食べながら痩せられれば最高だ。サラダや鶏のササミなんかでダイエットしていたら心がささくれ立つ。
葉っぱを食って空腹を紛らわすなんてゴメンだ。まあ、そんな強気なことばかり言っていると太っちゃうから気をつけよう。
富豪を目指す男としてカニをむさぼって痩せるという行動パターンはなかなか素敵だと思う。
おでんも私にとって強力な味方だ。これまたカロリーが低い。熱いから大口開けて頬ばれないのも良い。おでんの大根は好きではないが、最近は常に空腹だから嬉々として食べる。
この画像は銀座の「おぐ羅」で撮った。おでん以外の一品料理もウマいのだが、カニ味噌や刺身をちょっとだけもらってチビチビ楽しむ。
薬味がテンコ盛りのカツオのたたきを食べ終わった皿に投入してもらうおでんの豆腐が最高だ。残しておいた薬味が熱々の豆腐を冷ましてくれるし、ポン酢風味が豆腐とマッチして幸せになる。
別な日、付き合いでモツ鍋屋に行った。大衆酒場でホッピー片手にモツ煮やモツ焼を食べる機会は多いが、モツ鍋専門店に行く機会は滅多に無い。
イマドキのモツ鍋屋はそれなりにシャレていて、若者がデートや合コンに使っている。ちょっとビックリだ。
「モツ鍋イコール危なげなオヤジの食い物」という私の固定観念は既に時代とは大きくズレているようだ。
運が良いことにこの日は重度の二日酔いが夜になっても治まっていなかったので、クドいものを食べる気にならず、梅キュウをツマミにハイボールで迎え酒。
モツ鍋が目の前でグツグツ煮えたぎっていたが、梅キュウの他には赤身の馬刺しを突つきながら傍観者と化す。
気付けば鍋のモツは無くなって、クタっとした野菜ばかり。仕方なくスープだけ飲んでみた。ベリーグッドである。ウマみが染み出てジンワリ暖まる感じ。
スープだけで充分ウマい。これは“ダイエッター”にはもってこいである。見方を変えれば「おいしいトコ取り」である。
体重を気にせず食べられるウマいものは結構ある。その意識を忘れずにこの2週間ぐらいの食生活を1年間ぶっ通しで続ければ、きっと私のスタイルは「竹内涼真」みたいになるはずだ。
でも、その前にストレスがたまって頭髪が「松山千春」になりそうだから、無謀な挑戦はやめておこう。
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