2018年3月16日金曜日

野球少年だった頃


3月も後半になれば球春到来である。今年の注目はやはり「大谷翔平」だ。二刀流というマンガチックな活躍を本場アメリカで見せて欲しい。

その他に注目しているのは「松坂大輔」だ。甲子園時代から見てきた希代のピッチャーの最終章に興味がある。

野球を好きになったのは40年以上前の小学生の頃だ。ちょうど長島さんが引退した昭和40年代の終わりだ。

あの頃のスター選手としてまっ先に名前が浮かぶ王貞治、野村克也、張本勲、等々、みなさんオジイチャンにになってしまった。アッという間だ。

今ではプロ野球の監督12名のうち半分ぐらいが私より年下だ。なんだか複雑である。巨人の高橋監督なんか10歳も下だからビックリだ。

NHKのBSで「球辞苑」という番組がある。オフシーズンに放送される番組で今期は明日土曜が最終回。

毎回毎回、野球におけるややマニアックなテーマを一つだけ取り上げる番組だ。お笑い的構成の中にも実に深い技術的な分析が繰り広げられていて貴重な番組だと思う。

「内野安打」「初球」「けん制」「ゲッツー」「引っ張り」「カーブ」「グリップ」。これまで放送されたテーマだ。それぞれの話だけを1時間近くに渡って掘り下げるのだからヘンタイ的な面白さだ。

かつての名選手や現役選手への取材によって、エピソードや意図、対応策やコツ、技術的なこだわりがテンコ盛りに紹介される。

つくづく今の野球少年がうらやましい。こういう番組で得る情報は技術向上に物凄く役立つはずだ。

私が野球少年だった頃は、こんなマニアックな映像番組はなかったし、学ぶのは本がメインだった。

コーチや先輩の指導もテキトーだった。闇雲に走ったり投げさせるだけで、技術的な細かい指導を受ける機会は滅多になかった。

一度だけ元プロ選手に指導してもらった時に、投げるときの足の踏み出し方、足の指の向きなどを丁寧に教わって、その的確さと緻密さに驚いたことがあった。

まあ、私の場合は甲子園を目指すような高いレベルでやっていたわけではない。高度な指導を受けてもそれをモノにできたかは微妙である。

ヘタれた軟式野球部だったし、お山の大将みたいな態度のピッチャーだったから、サボることばかり考えていた。それでももっと速い球を投げたかったし、変化球やコントロールなど克服したいことは山ほどあった。

今のようにアチコチから動画や映像で具体的な情報を入手できる環境がうらやましい。タイムマシンに乗ってあの時代に行き、録画した番組を野球少年だった私に見せてやりたいと思う。

野球の話ついでに、このブログで「キャッチボール」について書いた話を改めて載せてみる。

http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2010/07/blog-post_30.html

キャッチボールをしなくなって何年が経つだろう。なんとか機会を見つけたい。

私にとっての「今やりたいこと」の一つがキャッチボールである。

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