東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年4月4日水曜日
豚野郎 焼きそば ささみチーズ
胃腸の調子が良いせいか、はたまた精神状態がヘンテコなのか、最近やたらとジャンクフードっぽいものが食べたくなる。
富豪を目指す立場としては、せめてキャビア丼やフォアグラ丼を食べるべきだが、ジャンクな気分の時は、牛丼屋のアノ出がらしのような肉のほうが魅力的である。
先日、「豚野郎」という恐ろしい名前の店でラーメンを食べた。正統派醬油ラーメンとは対極にあるギトギト系である。
普通のオジサマはこういうものは食べない。私もいつもだったら批判的意見しか浮かばないが、ジャンクな気分だったから、自爆覚悟で食べた。
最初の2口まではウヒョヒョ~って感じですすった。嬉しい味がした。ところがその後がキツい。やはり中高年がイキがって食べるものではない。ファンの人、スイマセン。。。あくまで若者向きの食べ物だろう。でも、1200円ぐらいしたから価格的には大人向けだ。ちょっと謎である。
いつの頃からか、物凄く脂っこいラーメンが世の中に普及した。嗜好品だからとやかく言えないが、中には異常なまでにベトベトしたやつもある。そういうものを食べたあとに、何かの事情で変死して司法解剖に回されたら、胃の中を見て解剖医が卒倒するはずである。
さてさて、東京では早々に桜が終わってしまった。桜の名所には屋台が付きものだが、屋台の焼きそばほどジャンク魂をそそられるものはない。ウマくないのを百も承知でついつい買い食いしてしまう。
温泉街のストリップみたいなものだ。若くて綺麗な踊り子はいないのに浮かれ気分で覗きたくなる感覚だ。
酔っ払った後にラーメンが無性に食べたくなったり、寿司屋の後にフィレオフィッシュが食べたくなるのも似たような心理かもしれない。
こちらは、たこ焼きでお馴染みの「銀だこ」の焼きそばである。ちょっと前に神楽坂で食べた。
神楽坂というイキな街でいい調子で飲んでいたのに、こんなものを見つけてしまったら食べないわけにはいかない。焼きそばの前ではイキも野暮も関係なくなってしまう。
それにしてもソース焼きそばという存在は、国民の大半が好物の割には日陰者みたいな存在で脚光を浴びることがない。
私のような“ソースマン”にとっては英雄的存在だ。私の個人的な思い入れだけでなく、得体の知れないベトベトなラーメンなんかより遙かに国民的な食べ物だと思う。
それなのにラーメンやお好み焼きのように愛好家がウンチクを語ることもない。ちょっと残念だ。「日本独自のジャンクフードの雄」として地位向上を目指して欲しいものだ。
話は変わる。キムパである。韓国式海苔巻きだ。その存在は昔から知っていたが、ちっとも興味がなかったので食べたことはなかった。
先日初めて口にして、ちょっとハマりそうだ。韓国海苔のウマさと具材のアッチっぽい感じがゴマ油風味をまとって妙に美味しい。
焼肉屋でチャンジャをつまみに焼酎を飲みながら肉も頬張って、こんなものまで食べたらカロリー摂取量がとんでもないことになるからクセにならないようにしないといけない。
こちらは毎週のように食べているササミチーズフライである。豊島区の要町と椎名町の中間にポツンと構えるシュールな?焼鳥屋の一品だ。
この店が移転する前から10年以上食べ続けている。私にとってのソウルフードになりつつある。
刺身でも食べられる鮮度のササミはバサバサ感は皆無で、注文を受けて一から作るから単純明快にウマい。日本で一番ウマいと思っている。いわば世界一かもしれない。
これにソースをドボドボして、生グレープフルーツサワーのツマミとしてかじっていると、チマタのグルメ的な話がすべて色あせて感じる。
いずれにしても、ジャンク系の食べ物は心身ともに元気な時に食べたくなる。今現在の私が平穏で平和な証だろう。
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