東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年5月30日水曜日
鹿児島の旅 霧島の湯
先週末、鹿児島に行ってきた。期限切れが迫っているマイルを消化するために、急きょマイル枠の空席を探して手配した。
温泉に行きたかったのも鹿児島を選んだ理由だ。近場の温泉も悪くないが、久しぶりに「泉質」にこだわって、にごり湯にドップリ浸かりたいと考えたわけだ。
目的地は霧島温泉である。白濁した硫黄泉がウリである。霧島には15年ぐらい前に行ったことがある。柔らかい湯と硫黄の香りを堪能したので、再訪したい場所の一つだった。
更に言えば「西郷どん」の影響もあった。NHKの大河ドラマである。面白くてハマっているので、温泉の合間に西郷さんの足跡を訪ねようと企んだわけだ。
泊まった宿は「霧島ホテル」。とにかくダダっ広い大浴場に入りたかったので、ネットでアレコレ調べて選んだ。
金曜の夜、鹿児島空港でレンタカーを拾って、一路霧島を目指す。40分ぐらいのドライブである。
この画像はホテルのホームページからパクった。とにかく広い温泉にウキウキした。
巨大体育館みたいな規模で、画像に写っている大半のエリアが胸ぐらいの深さ。歩行浴というか立ち湯というか、端のほうに行かないと腰をおろせないほど。
混雑していなかったから普通に泳いだ。というか、浴場内で移動するには泳ぐ方が便利な規模だった。しっぽり温泉も捨てがたいが、こういうドッヒャーって言いたくなる温泉も素敵である。
こことは別に露天風呂もあるのだが、この体育館大浴場?の天井が高くて開放感タップリなので、シッポリ系の露天よりこっちばかりに浸かってドッヒャードッヒャーとつぶやいていた。
大型旅館の食事にはあまり期待出来ないことが多いが、逆に大型旅館だと別注料理がアレコレ頼めることもあるので、使い方次第では充分に満足できる。
鶏の炭火焼きとトンコツ煮などを追加して、芋焼酎飲み比べセットをグビグビ楽しんだ。幸せだった。豚肉料理と芋焼酎の組み合わせは無敵だと思う。
翌日、鹿児島市内までレンタカーを飛ばし、西郷さんの研究に励む。霧島から市内までの移動中は緑の濃さが素晴らしかった。最近、やたらと目の疲れが気になっていたから、深くて濃厚な木々の色合いに癒された。
リフレッシュしただけでなく、今回のちょっとした旅が、年末まで続く日曜8時の大河ドラマ鑑賞をより面白くさせてくれそうだ。主演の鈴木亮平はいい感じだし、大久保利通役の瑛太も熱演している。渡辺謙も良かったし、佐野史郎もさすがの悪役ぶりだった。そのうち勝海舟役で遠藤憲一、木戸孝允役で玉山鉄二が登場するらしい。楽しみである。
さてさて、桜島は噴煙バリバリで、レンタカーにも随分と灰が降り積もった。10分も歩けばどことなく頭や顔がチリチリした感じ?になった。
考えてみれば、街のそばで火山がしょっちゅう噴煙を上げているのだから大変な話である。地元で暮らす人にとってはかなり厄介だと思う。
西郷さん研究の合間は、やはり黒豚である。豚肉が大好きな私にとって鹿児島は聖地みたいなものである。15年前に「豚しゃぶにはソバつゆ」を覚えたのも鹿児島だ。
というわけで、市内の人気トンカツ屋さんである「黒かつ亭」に行ってみた。時間帯によっては並ぶらしいのだが、時間をずらしたせいでズムーズにカウンター席に案内された。
ジューシーなメンチカツとロースカツである。単純明快にウマかった。ロースカツは火の加減も絶妙で、さすがに黒豚王国・鹿児島で人気を集めているだけのことはある。
市内をブラブラしてから霧島温泉に戻る。2泊目は霧島国際ホテル。デカい大浴場がある手軽な価格帯の大型旅館である。
前の日のホテルよりは宿全体がくたびれていたが、温泉の質自体はとてもよかった。気のせいか、前の日の宿よりも白濁の加減が濃かったような印象だった。
夕飯無しで予約したので、近くの居酒屋で芋焼酎ざんまい。地鶏の刺身と黒豚スペアリブが印象的だった。黒豚ギョウザもウマかったし、豚好きとしてはニンマリする時間が過ごせた。
行き帰りの機内で読んだ西郷さん関連本によると、西郷さんの大好物は豚肉とウナギだったとか。私もだ。身長も私と同じぐらいだったそうで、もうそれだけで単純な私は勝手に西郷さんに親近感を覚えている。
昨年、少し落とした体重がまた増加傾向にあるのだが、「西郷さんを目指している」という身勝手な言い訳が頭をよぎっている。
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