東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年11月30日金曜日
鉄板焼きに救われる
焼肉がすっかり苦手になった。若い人との付き合いでちょくちょく焼肉屋さんに行くが、チャンジャや韓国海苔をツマミに焼酎を飲むばかりである。
いつも翌日は体重が減っている。私にとってはダイエットに最適である。昔はカルビばかり5人前でも食べられたのに変われば変わるものだ。
この画像は神楽坂の翔山亭。みんな白っぽい。体重調整中だったこともあり、すべてを同行者に委ねて私はナムルをツマミに飲んだ。
私がまだ下心を隠しているオネエサンが相手だと、つい「何が食べたい?」と聞いてしまう。これがダメである。満面の笑みで「焼肉!」という返事が返ってくる。
下心が完了?済みの場合、「寿司食いに行くぞ」「焼鳥にしたから」などと私の好みを押しつける。いわば、下心のせいで自分は食べもしない焼肉屋で散財しているわけだ。
数十年前は「焼肉屋にいるカップルはデキている」という下世話な通説があった。当時は今みたいにオシャレな焼肉屋さんが珍しく、煙モーモーの小汚い店が大半だったせいだ。
いまや、焼肉屋さんのイメージはグングン進化して、接待などでも普通に使われるようになった。当然、まだデキていない男女も焼肉デートに励む。
私自身、焼肉屋には、まだデキていない人と一緒に行く機会がほとんどだ。まさに隔世の感である。
さてさて、そんな焼肉苦行の日々のなか、ひょんなことから「鉄板焼き」というジャンルが私に一筋の光りをもたらしてくれることに気づいた。
鉄板焼きの店なら焼肉屋ほど肉だらけではない。高級路線のコースしかないような店は別だが、少しカジュアル路線の店ならサイドメニューが豊富である。
相手はどうせウマい肉が食べられればいいわけだから、そっちには上等なステーキをあてがい、こっちは単品注文で酒のツマミみたいな一品料理を味わえばいいわけだ。
魔都・池袋にある「じゃけん」という店に行ってみた。このステーキは3500円ぐらいの値付けだ。池袋にしては大富豪級である。私は一切れも口にしなかったのだが、非常に美味しかったようだ。
この日、いくつかのツマミの他、鉄板メニューからは「カキ」と「とん平焼き」を頼んだ。焼肉屋ではこうはいかない。嬉しい。
焼肉屋だと味が一本調子になりがちだが、こちらは、とん平焼きのようなソースぶりぶりも混ざってくれるから飽きないで楽しめた。
焼肉がそろそろキツく思えるようになった世のオジサマ族にとって、鉄板焼きは希望の星かもしれない。
シメのガーリックフライドライスもとても美味しかった。ベタベタした感じはなく、味も濃すぎず実に上手に仕上がっていた。
池袋には珍しくまた来たいと思える店だった。
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