職場の移転、自宅の引越しを始め、バタバタした一年だったが、今週も最後のドタバタがあった。
コイン駐車場に車を駐めたことをすっかり忘れて丸4日間も放置するという失態をやらかしてしまった。
慌てて駐車場に駆けつけたら料金は何と4万円ほど。倒れそうになった。
おまけに車の鍵を持たずに行ったから、いったん自宅に戻る。再度出直して精算しようとしたらナゼかいつも使えるはずのクレジットカードが使えない。
しかたなく近くのATMで現金をおろしてから再度コインパーキングへ。すると今度は千円札しか使えずにオッタマゲ。
またまたATMに行き直し、9千円ずつ何度も金をおろし、ヘトヘトになってようやく脱出した。
喜劇である。物忘れがヒドくなっているが、ここまで徹底しているとマヌケだ。
先日も子供たちとファミレスに行った際、車庫から車を出して信号待ちをしていたらファミレスのオジサンが凄い勢いで駆け寄ってきた。
食い逃げでもしちゃったのかと慌てたら、オジサンの手には私の財布。レジにポンと置いたまま出てきてしまったらしい。
こうなると物忘れというより、緊張感の欠如としか言えない。いつかシャレにならない大失態をしでかしそうで本気で恐い。新しい年は緊張感を高めることが目標だ。
話は変わる。今週は12月歌舞伎を見に行くことが出来た。小学校からの同級生が二人、たまたま同じ芝居の舞台に出ていたので、差し入れを持って訪ねた。
市川中車が主演、同じく同級生の中村松江も商人の役で出演していた。ふたりとも貫禄のオッサンぶりで、自分がいっぱしのオッサンであることを痛感した。
楽屋にお邪魔して彼らと話をした際も話題はどうしても自分達の年齢のことばかり。ことさら一致したのが、歳とともに馴染むものや心地良く感じるものが変わってきたという話。
若い頃には違和感だけだった歌舞伎の世界を例にとっても、太鼓や拍子木、衣擦れの音にいたるまで、漂っている気配が何となく心地良く感じた。
温故知新じゃないが、いまになって伝統文化の良さみたいなものが身体に染み入るようになったのだろう。
わが家から歌舞伎座までは歩いても行けるぐらいの距離だ。タクシーならすぐだし、来年は友人が出演していなくてもフラっと観に行こうと思う。
話はまた変わる。
年末年始の休みに向けて、時代小説をいっぱい購入した。ほぼすべて短編だ。読書体力が落ちてきたからついつい長編は避けてしまう。
今年になって急に時代小説を面白く感じるようになった。いままではまったく興味がなかったのに不思議だ。
偉人や英傑の伝記モノよりも市井の人々の人情モノみたいな話に妙に惹かれる。これもまた年齢とともに染み入るようになったのだろう。
いろいろな作家の作品がオムニバスになっている短編集を読んできた中で、素直にハマった山本一力、池波正太郎を中心にまとめ買いをした。
正月休みは9連休だ。旅行の予定もないし、外は寒いから読書ざんまいも悪くない。
というわけで、今年の更新はおしまいです。
来年は1月6日から再開します。今年も1年おつき合いくださり有り難うございました。
皆様にとって新しい年が充実した一年になることを祈念しております。
いつも楽しく拝読しております。
返信削除来年も記事楽しみにしています。
よいお年をお迎えください。
アラフィフ弁護士さま
返信削除コメントありがとうございます!
ろくでもない話ばかりですが、また来年もお付き合いいただきますようお願いいたします。