麺類が嫌いな人っているのだろうか。聞いたことがない。誰もが好きだという意味ではスーパースターみたいな存在だ。
麺の歴史は一説によると4千年前の中国だとか。日本では遣唐使の頃に伝わったらしいので、1500年近くの歴史があるわけだ。
そんなウンチクはともかく。私も麺類は好きだ。イタリア旅行に行けば毎食必ず麺類が欲しくなるし、香港・台湾あたりに行っても朝から夜までズズズっと麺を堪能する。
先日、私の旧宅、すなわち、元家族が暮らす家に行ったのだが、近くにミシュランにも載ったウマいラーメン屋があると知っていそいそ出かけてみた。
豊島区の東長崎駅近くの「カネキッチンヌードル」という店がそれ。ビミョーな立地にそんな人気店があるのか半信半疑だったが、確かに美味しかった。
特製ラーメンと白醤油ラーメンだ。ストレート麺と縮れ麺を使いわけていたことにもこだわりを感じる。
基本のラーメンは醤油系の正統派のようだ。ゴテゴテクドクド系のラーメンが流行っているようだが、間違いなくウマいのは基本から逸脱していない正統派なんだと実感した。
続いての麺はパスタだ。某日、ひょんなことで東京駅に隣接するシャングリラホテルのイタリアンに行く機会があった。
ホテルの入口には検温器が置かれ、ちょっとビビったが今の時期は仕方ない。イタリアンレストランは「ピャチェーレ」。眺めの良い洒落た店だ。
いつもはシャレオツな世界に背を向けがちな私だが、時にはこういう雰囲気優先の場所に身を置くのも悪くない。少し気分も上がる。
ランチコースで出てきたトマトソースのパスタだ。いわゆるイタリアのパスタの味。バリバリのアルデンテの麺がトマトソースをまとう。日本のウマいパスタとは旨味の部分で微妙に違うが、これはこれで美味しかった。
こちらはクスクスのようなリゾットのような一品。アワビの風味が効いていて食感も心地よく飽きない味。
こういう店は雰囲気を楽しむのが基本だろう。本当は大盛りパスタを3種類ぐらいガツガツ食べて終わりにしたいがそうも行かない。
というわけで、メインの羊やらデザートも頑張って食べた。普通に美味しかった。
さきほど書いたラーメン屋さんとこちらのイタリアンが世間でどう評価されているのかを知りたくて食べログをチェックしてみた。
奇しくも2店とも「3・75」という高評価だった。グルメサイトはあてにならないとはいえ、評価人数の多い店に限れば真ん中あたりのランクはともかく、下位と上位は参考になると思う。
もちろん、サイトでの評価が高くなくても美味しい店はいっぱいあるし、その逆も然りだ。サイトの評価に振り回されるのは感心しないが「食べログの3.7あたり」は一応間違いのない店といったところだろう。
ちなみに私が大好きな中野駅近くにある「パスタキッチン」という店が、食べログではシャングリラのイタリアンに負けている。
いやはや納得がいかない。まあ、ジャンルが微妙に違うといえば違うのだが、やっぱりグルメサイトなんて気にしてはいけないと思った。
よく分からないオチになってしまった。
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