2009年2月16日月曜日

赤坂 ストックホルム

和食以外の食べ物でこのブログのネタになるものが少ない。和食系が好きで、誰かに招待してもらえるような時でも和食を暗に強制しちゃうこともある。

20代の頃は和食が嫌いだったというと、知り合いはみんな驚く。私自身、不思議なぐらい、ここ15年ぐらいで食べ物の好みが変化した。

イタリアン、チャイニーズにインド料理、タイ料理、ときたまフレンチ、気が向いたら韓国料理にメキシカン、そして未知の国の食べ物・・。こんな感じで20代~30代前半の頃は外食していた記憶がある。

和食系は、しゃぶしゃぶかすき焼がせいぜいだった。いろいろ理由はあるが、敬愛していた祖父の影響だろう。80歳近い頃でも家族を連れてチーズフォンデュ専門店に出かけるようなハイカラさんだった。

なぜか、寿司や天ぷら、鰻あたりの専門店に連れて行かれた記憶がない。

さて、前振りが長くなった。久しぶりに西洋料理ネタだ。ひょんなことから赤坂見附・東急プラザにあるスウェーデン料理「ストックホルム」に行った。

http://www.stockholm.co.jp/index.html

いわゆるバイキングの元祖であるスモーガスボードの専門店。移転前の六本木時代から結構な歴史がある。

バイキング料理のなかでは、数々のニシン料理が特徴。単なるニシンの酢漬けと侮ってはいけない。これが美味。マスタード風味、西洋ワサビ風味、サワークリーム風味など6種類ほど並んでいる。

薄暗く、ムーディーな店内ゆえ、携帯画像で撮ったらマズそうに写ってしまったが、実際はどの味付けもとても美味しい。

寿司屋でシメた光り物が好きな人、バッテラ寿司が好きな人、鯖棒寿司が好きな人、ニシンそばが好きな人、はたまたマスの寿しなんかが好きな人などなど、そのテの味が好きな人なら気に入ると思う。

ちなみに私の姪っ子は、中学生の分際で、ここのニシン料理にキャビアを大量に乗せて食べるらしい。きっと旨いだろう。

この日、私はニシンを全種類少なくとも2回づつ取りに行った。10数切れも食べたことになる。ひとつが4~5センチ程度の切り身だが、これだけ食べると他のものが食べられなくなる。

芋料理や肉料理、魚料理などひと通りのラインナップが揃っているため、結構楽しめるし、わけの分からないコース料理で西洋料理を押しつけられるより、よほど楽しい。ニシンだけ食べても満足できる。

バイキング形式とはいえ、店の雰囲気も適度に高級感があり、目先を変えたいデートなんかにも良いかも。

肝心の飲み物だが、ジャガイモから造られた蒸留酒・アクアビットがいろいろ揃えてあり、ニシン料理と合わせると相性バッチリ。

酔わせたい人を酔わせようと企むには悪くない組み合わせだと思う。

実はこの日、私のテーブルに綺麗どころがいたわけではなく、おっさんばかり10名以上でわいわい飲み食いしていた。

別に誰も酔わせたいとは思わなかったが、勝手に酔いつぶれていたオヤジもいた。それはそれは情けない酔いつぶれ方だった。

やはり、いざ誰かを酔わせたい時にはオススメかも知れない。

1 件のコメント:

  1. ストックホルムで酔いつぶれた経験のあるオヤジです。
    ここのニシン料理とアクアビットの組合せは最高です。
    口当たりの良いアクアビットをつい調子に乗って飲むと速攻でアルコールが効いてきます。
    先に酔いつぶれると間違いなくフラれます。
    企みのある方はくれぐれもお気を付けください。
    私はここで懲りて自宅謹慎…じゃなくて自宅禁酒中です。

    返信削除