2009年5月19日火曜日

男酒 美食菜館 桜田淳子

男4人で呑んだ。中高の同級生だ。幼稚園からずっと一緒だった旧友もいた。在校中、特別親しくしていなかったのだが、ひょんなことから集まった。

ひょんなこととはブログの縁。いわゆるブロガーつながりだ。お互いがどこを旅してきただの、何を食べていただの、家族以上に?お互いの近況を知っているのが実に不思議な感じ。

集まった店は溜池山王の中華料理店(http://www.bishoku-saikan.jp/pc/)。

これまた幼稚園からの同窓で、かつブログを日々更新している男が経営している。辛めのラーメンが人気だとかで、今度グルメ雑誌に紹介されるらしい。小綺麗で飲み屋さん的にも利用できる有難い店。

こんな機会が持てるのだから、インターネットの世界も捨てたものではない。お互いの仕事や家庭状況もよく知らなかったが、近況だけは読んでいるわけだから、最初から盛り上がった。

相変わらず、私の過去の悪行が暴露されていたが、都合の悪い記憶は消去している私だ。白日のもとにさらされる数々の事実も、あくまで酔っぱらいの冗談だろうと一笑に付しておいた・・・。

男同士で構えずに呑む時間って、思えば、貴重な時間かもしれない。仕事の付き合い、職場の飲み会となれば、どうしても仕事の延長だし、女性が参加すれば、男同志の時間とは微妙に違う空気が流れたりする。

旧友との酒が一番気が楽だが、今よりはるかに若い頃なら、微妙な気負いもあっただろう。社会に出てそれなりに自負も出てきて、肩に力が入っている頃だと、酒の相手が旧友でも中年の今とは違うビミョーな力みがあったような気がする。

年を重ねることってつくづく良いことで、最近では、自然体で無邪気な時間が過ごせる。この日もそうだった。結局7時間ぐらい呑んでいたが、不思議とドロドロに疲れるような感じにはならなかった。

呑んだのは焼酎とウイスキー。焼酎はその場にいなかった別な旧友の一升瓶キープボトル(今度、穴埋めします・・)を知らん顔して痛飲し、ウイスキーは怪しげなカラオケスナックで出されるままに銘柄不明品を呑んだ。

それでも高級酒をしがらみながら呑むよりも数段旨く感じるし、実際に悪酔いもしなかった。きっと愉快な酒は健康にも良いのだろう。

大人の酒はこうありたい。

2件目のスナックは、入店するなり、「あと10分で閉店です」と言われたのに、2時間以上も80年代の曲をみんなでガナリ続けた。

このあたりはちっとも大人ではない。

都合のいい時だけ、若者に変身できるのが旧友との会合だ。アンチエイジング効果もあるのかもしれない。

次回集まる時には、“桜田淳子シバリ”でカラオケバトルがあるらしい。。。
少し自信がある私だ。

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