東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2009年6月19日金曜日
いよいよ禁煙だ
こういうお節介な注意書きが気にならない日がやってきそうだ。いよいよ禁煙生活をはじめた。ブログに公開した以上、後戻りは出来ない。
実は禁煙にトライしてから1週間が経った。いけそうだ。人生二度目の挑戦だ。前回は2か月以上禁断症状に苦しんだが、一発で成功して3年の間タバコと縁を切った。
今回のきっかけは、変な夢を見たこと。ノドの調子が悪かった私に高名な医師が、ごくごく初期のガンがあることを告げる。医師はその場でレーザーか何かで焼き切って、「ごくごく初期の芽のようなものだから心配ない」と言った。
その後、経過を見せに行った際に、ノホホンと構えていた私に別の若い医師がショッキングな事実をコソっと告げる。
「ステージ4に近い状態なので、まめにチェックが必要」だと。夢の中とはいえ、絶望感が私を襲った。死んじゃう・・。
明け方、目覚めた時に妙にその夢がクリアだったので身震いした。と同時にもうひとりの私が心の声を囁く。「禁煙するなら今だぜ。。。」。
単純な私は、その瞬間から禁煙生活に突入。あらかじめ準備していた禁煙グッズを総動員する。
アメリカでまとめ買いしてきてもらったニコチンガム。このブログでも書いた(2月27日付)水蒸気を煙のように吹き出すパイポのような電子タバコ。そしてお茶の葉っぱだけでタバコの気分を味わえる禁煙草がその中心メンバーだ。
こうしたグッズよりも今のところ有効なのが「マインドコントロール」だ。以前、何かで読んで以来、禁煙トライの際に試そうと思っていた方法だ。
要は、「禁断症状が苦しくてつらいというのは、あくまで“刷り込み”であって、単なる思い込みに過ぎない」という思考を徹底すること。
文字にしてみるとアホみたいだが、これが結構効く。急に禁煙するとイライラしたり、冷汗が出たり、自律神経も乱れるといった定説がある。この現実を現実と捉えずに、しょせん「そういう風に言われてきただけ。ただの言い伝えであって、意外になんともないんだよ」と一生懸命思い込むわけだ。
こんな単純な方法だがどうやら効果があるらしい。自分の性格が単純馬鹿野郎みたいでシャクにさわるが仕方ない。
思えば、世の中の多くの事が「刷り込み」や「思い込み」で動いている気がする。お化けがいると思うか、いないと思うかで夜道を歩く時の気分も変わる。
素敵な女性から好かれていると思い込めば幸せな気分になれる。すべて思い込みのなせるワザだ。
宗教にはまる気持ちだって同じだ。思い込み、刷り込みに左右される場面って意外に多い。人間の糞尿だって臭いと思うのは単なる刷り込みだという説もあるらしい。
1~2歳児ぐらいだと、糞尿方面が臭いものという教えが染みついていないため、むしろ「好ましい匂い」と認識しているという高尚な話を本で読んだことがある。
どうして下品な方向に話がそれてしまうのだろう。禁煙話に戻る。
前回の禁煙時には、相当つらい思いをした。ホントにきつかった。でも、ひょっとするとキツイ、つらい状況と闘っている行為に酔っていたのかも知れない。
頑張っている自分を誉められたい、という得体の知れない葛藤のような心理が影響していたようにも思える。
ここまで書けるようになったら大したもんだ。ここまで書いたら格好悪くて挫折できない。もう成功も目の前だ。成功する自信がなければ人に言ったり、書いたりはできない。
ところで、偉そうに書いてはみたが、実はまだタバコもどきのお世話になっている。「ハーブタバコ」というシロモノだ。
上で書いた「禁煙草」は杜仲茶の葉っぱとシソの葉っぱを紙巻きにしてタバコ風にした異常にマズい代用品なのだが、「ハーブタバコ」も同様の趣旨。
成分表を見ると要はハーブ系の葉っぱが原料。ナントカフラワーの葉っぱとかレタスの葉っぱとかアレコレ書いてある。何はともあれ「ニコチンゼロ」がウリだ。
一応、紙を燃やすのでタールは含まれているようだが、「ニコチンゼロ」だ!。
でも恐ろしくマズイ。おまけに高い。
画像左の怪しい葉っぱが描かれている黒いパッケージは1個800円、左側が1個520円だ。高くてマズイという実にふざけた商品だが、こいつらのお陰で禁煙初期を助けてもらっている。
正確にというか、正直に言うと「禁煙」は出来ていないことになる。「禁煙」ではなく、あくまで「禁ニコチン」だ。
煙はいまだ1日5~6本は吹き出している。この部分もやめられたら禁煙完成だ。予定では、6月中には「ニコチンゼロタバコもどき」も“卒煙”する予定だ。
もうひとつ正確に言うと「禁ニコチン」も達成していないことに気付いた。ニコチンガムをバリバリ噛みまくっているから、ニコチン摂取は続いている。
おまけに日本で認可されているニコレットガムの2倍のニコチン含有量のものを愛用中。こちらも一応6月中に“卒ガム”を計画している。
まずいハーブタバコでタールを摂取して、まずいニコチンガムでニコチンを摂取している。こう書くと私は一体何をしているのだろうとヘコむ。
でもそんな領域に踏み出した以上、明るい未来が待っている!
全席禁煙の旨い店にも行ける、飛行機に乗ってヨーロッパだって行ける、豪華客船にだって乗れる、宇宙飛行士にだってなれる!
ついでに言えば、刑務所にだって入っていられる!。いいことづくめだ。
なんかハイな気分だ。どうやら黒いパッケージのハーブタバコに怪しい効能があるという噂は本当かも知れない・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿