東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2009年10月6日火曜日
ひょんなことで泡盛
デジタル一眼レフカメラを買って、ちょろちょろ試している。想像を絶するカメラの進化に正直驚いている。
キャノンのEOS KISS X3という初心者レベルのいわば入門機だが、ふた昔前の銀塩一眼レフのプロ級仕様並みの実力だ。
レンズはトキナーのフィッシュアイズームレンズとシグマの70ミリマクロを試している。こちらも10年前の機材のままで留まってきた私の感覚からすると驚き。
フィッシュアイレンズの魚眼画角でズームが効くなんて水中写真向きに完璧な発想だと思う。
本日の画像のような半分水中、半分陸上のいわゆる半水面写真を撮影するにはフィッシュアイレンズをハウジングと呼ばれる防水ケースに入れないと撮影できない。
ただ、あくまで波は生き物で、肉眼で分からない微妙な動きを見せる。ベストショットのつもりでも現像してみたら失敗というパターンのほうが多い。
その点、デジカメなら撮影したカットをいちいち確認できるから、半水面写真に苦労してきた私のようなアナログダイバーには有難い。嬉しくて涙が出そうだ。
シグマのマクロレンズもレンズのF値自体が明るく、オートフォーカスの精度も非常に高く、合焦速度も素晴らしく早い。
目の衰えを痛感する中年フォト派ダイバーにとって、いまどきのマクロレンズはオートフォーカスに頼ったほうが確実かもしれない。
偉ぶってマニュアルフォーカスにこだわっても仕方ない。写す側にとって何より肝心な眼がダメなんだから技術の進化を素直に受入れたいところだ。
ちなみにキャノンからこの10月に画期的なマクロレンズが発売されることを知った。結構ショック。手ぶれ補正機能が搭載されたF値の明るい100ミリマクロだ。
シグマのマクロもいいレンズだが、先走ってしまった。残念ながらきっと買い直してしまうと思う。やたら高いのが問題だが、水中環境での接写撮影に関しては無敵だと思う。
ちなみにこのレンズ、私が買ったカメラ本体が2台買えるぐらいの価格設定だ。ちょっと辛い。
さてさてこれらのレンズを装着したカメラを水中で使うための防水ケース(ハウジング)も購入したのだが、現在ひと悶着中。SEA&SEA社の新製品なのだが、ハウジング本体とマクロレンズ用のポートの接続に問題点があってまだ未解決。だから手元に来ていない。
いろいろ試したいのにイライラする。予定では、先週今週あたりの週末に真鶴あたりに潜りに行こうと思っていたのだが実現していない。
単独潜水も可能なタンクレンタル屋さんがあるそうなので一人ふらっと日帰りで撮影機材チェックに励もうと企んでいた。
でも、日に日に寒くなっていく。真鶴の海は冷たくなってきてしまった。寒いのは腰痛持ちのわがまま中年ダイバーには応える。
だからと言ったら強引だが、沖縄に行くことにした。
マイレージを消化しつつ、今月中のどこかの週末に1日だけ潜ってこようと思う。多分、本島中部のビーチダイビングを3本程度だ。
せっかくの沖縄だが、新型撮影機材の進水式にはそんな程度の軟弱ダイビングで充分だろう。
沖縄行きの目的自体は撮影機材チェックだが、実際には、夜の泡盛と郷土料理と民謡酒場が楽しみだ。ウヒヒ。
面倒くさいからダイビングは撮影機材以外フルレンタルでお気軽にやってこようと思う。
こういう軟弱な考え方が年々ダイビングから縁遠い状態を作ってしまう。もう25年ぐらい続いた趣味なのに、最近はすっかり邪念が支配している。
昔は早朝から潜り続けて1日5本のダイビングも平気だったし、夜の海だって喜んで潜った。真冬の伊豆の海だってウェットスーツで潜った。
いまじゃあとことん軟弱だ。水温が26度以上ないとイヤだ。伊豆あたりの近場もすっかり行かなくなった。南国ぬくぬく潜水しかしていない。
来年あたり、鍛え直して寒い伊豆の海に喜んで潜りに行くような硬派ダイバーになろうと思う。
100%無理な気がする。
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