2009年11月5日木曜日

万座ビーチリゾート

先週末の沖縄行きは、台風のせいで当初の予定を一週間ずらしての出発。ダイエット疲れによるふらつき(栄養失調?)と連日の飲み過ぎによる不快感を癒そうと企んでいた。

出発当日の朝、娘が発熱。まさにヘロヘロ。移されても困るので予定通りに那覇へ。その後、インフルエンザだと判明、おまけに下の子にも移ってしまい、私の不在中わが家はインフル菌に汚染されていた。

インフルエンザからの逃避より、束の間のダイエット小休止が何より嬉しい。さっそく羽田で寿司。寿司幸羽田店という店。空港のお寿司屋さんをみくびっていたが、上等なネタと豊富な酒の品揃えで嬉しい誤算。

軽くつまむつもりが、しっかり酒飲みモード。つまみや珍味類をもらって色々な焼酎をお湯割りでぐいぐい。わずか1時間弱だったが解放感でピッチが速い。

板前さんに搭乗時刻を心配されて正気に戻る。あわてて機内へ。飛行中ずっと吐きそうなほど気持ち悪かったので相当呑んだみたいだ。

那覇到着後、一路万座へ。今年インターコンチネンタル傘下で新装オープンした万座ビーチリゾートへ。

妙にモダンにリノベートされていた。沖縄的老舗ホテルの雰囲気とは随分違う。オフシーズンだから人も少なくいい感じ。

ダイビングの利便性でこのホテルを選んだのだが充分満足。大型リゾートの割には、うまく客室とレストランの距離などがまとまっており動線が良い。

ダイビングショップは珍しくホテル直営でサービス面が“ホテル的”。この点は中年ダイバーには有難い。宿泊者向けの割引料金だと、そこらへんの怪しげなダイビング屋と大して変わらない料金で遊べる。

沖縄本島のダイビングショップといえば、若いアンちゃん達がちゃらちゃらやっているか、小汚い設備でも当然みたいなイメージがある。立派な中年となった今、その手のショップを使うのはイヤだし、富豪?なんだからまともなサービスを受けたい。

万座ビーチリゾートのダイビングショップはシステムやサービスが非常に優秀。個人別のロッカーやシャワーの使い勝手、機材洗い場の充実度、レンタル機材のまともさ、そして何よりダイビングボートの使い勝手が抜群。

ショップから少し歩いた専用桟橋から出航できるし、1本潜るたびに戻ってくる。エントリーやエキジットの際も至れり尽くせり。海から上がる際も船尾の自動昇降機でダイバーを持ち上げてくれたり実に快適。

その昔は、客がタンクを運んで当然、水中でもガイドのペースで客の都合は二の次といったダイビングショップが珍しくなかった。

私が東南アジアや海外ばかりで潜るようになったのも、そういう日本のダイビングサービスのレベルがイヤだったことも理由のひとつ。その点、万座ビーチリゾートの場合は、ちゃんとしたサービス業としての認識が徹底されている。

ゆとりを求める中高年ダイバーを専門に扱うダイビングショップの必要性を以前から考えていたのだが、ここのサービスはまさにビンゴだと思う。

サカナくんを師匠と仰ぐようなオタクダイバーばかりが、ベタベタうじうじ集まって一種独特な空気を醸すダイビングショップも多いが、その点でも万座ビーチの場合、さらりとした感じが快適。付かず離れずのホテル的サービスが適度に作用している。

ホテル到着日、疲れと羽田での呑みすぎもあってルームサービスで夕飯を済まそうと思ったが、それも寂しい。ホテル直営の居酒屋はシャトルバスで移動するらしいのでチョット面倒。

悩んだ末に選んだのはホテル内のショーレストラン。琉球太鼓ライブを見ながら、沖縄料理のバイキング食べ放題というベタな点にそそられた。

バイキングが想像以上にちゃんとしている。沖縄料理がこれでもかというぐらいラインナップされている。たいていの定番料理や珍味は全部揃っている。味付けも悪くない。漠然と沖縄料理を食べたいのならこれ以上ないぐらいの種類を少しづつ食べられて、おまけに変な居酒屋より美味しい。

気持ち悪かったはずなのに、おいしいツマミを前に泡盛の水割りがどんどん濃くなっていく。

問題は琉球太鼓のショーだ。迫力もあって楽しいのだが、いつまでもモリモリ食べている私の所に獅子舞のようなシーサーはちょっかい出しに来るし、そばをすすっているのに伝統楽器が配られその練習をやらされる。

タコライスを食べているのに客全員で踊り出すのも困りものだ。この日、お客さんはまばら。踊らずに食べ続けるのはかえって目立ってしまうほどの客の入りだ。

仕方なく私も踊る。一人旅で困るのはこういう状況だ。酔っぱらってもいない、ノリノリでもない。ひとりシッポリくつろいでいる。なのに踊らねばならない。楽しそうな顔もしないといけない。プチ拷問だ。

踊りながら合間を見て食べる。ショーが始まる直前に入店してしまったのでどうにも収まりが悪い。食べながら、呑みながら踊る。行儀の悪い私にはちょうど良かったのかも知れない。

その後、ホテル内の大浴場へ。温泉ではないが海洋深層水利用とかで実に快適。ジェットバスなんかもあってサウナもバッチリ完備。

食い意地の張ったサウナ好きダイバーのためにあるようなホテルだ。

長くなったので続きはまた明日。

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