2009年11月13日金曜日

帝国ホテル

日本ではじめて“バイキング”を取り入れたのが帝国ホテルだが、いまもその矜持が強いのか、バイキングレストランの評判は高い。

先日、内視鏡検査で胃にも腸にも異常がないことが判明した。バンザイだ。そのほかの各種数値は血液検査の結果待ちだが、ポリープちゃん不在という事実は充分に私を興奮させてくれる。だから帝国ホテルのバイキングに行ってきた。

内視鏡検査は京橋の近くにあるクリニックで実施。昼の検診だったので、当然午後まで絶食状態は続いた。検査結果良好との結果を聞いた途端、倒れるほどの空腹感を感じたので帝国ホテルに飛び込んだ。

空腹と喜びがピークに達すると何が食べたいとかどこで食べたいではなく、「何でも喰いたい」という一心になる。

だからサラダまで大盛りにして食べてしまった。普段は「草」と呼んでさげすんでいるのだが、この日は美味しく感じた。

午後から仕事があったので、ノンアルコールビールをグビグビ。

サラダ以外に食べたものを列挙してみる。

ニシンの酢漬け、サーモンのグリル、ポテトサラダ、魚貝のマリネ、チキンのクリーム煮、白身魚のムニエル、ローストポーク、コロッケ、ピザ、なんとかのテリーヌ、ローストビーフパイ包み、エスカルゴ、ビーフシチュー、パスタ、ピラフ、タイカレー。

覚えているだけこんな感じだ。もっと食べたかもしれない。

少量ずつとはいえ、すべてムシャムシャ。ほんの少し前までカメラを突っ込まれていた私の可哀想な胃袋ちゃんからはいろいろな音がしていた。きっと突然のお祭り騒ぎに大喜びだったんだろう。

ところで、内視鏡検査では、検査当日の朝、1.8リットルもの下剤を飲むのがキツい。正確に言えば粉末の下剤を1.8リットルの水に溶かして飲むわけだ。

スポーツドリンクのように無理やり媚びたような味付けなのでまずい。いつも気持ち悪くなる。

今回、この気持ち悪さを改善する方法を思いついた。インスタントラーメンのスープをかやく抜きで作っておき、下剤ドリンクでつらくなった口の中に束の間の安らぎを与える方法だ。

内視鏡検査を受ける日の朝、食べ物はダメだが水分摂取は問題なし。ただ、薬味類を摂ってはダメらしいので、具も薬味もないスープなら問題ないわけだ。

いじらしくラーメンスープの助けを受けながら下剤ドリンクをやっつけることができた。

あまり真面目な性格ではない私は、1.8リットル飲むべきところ、1.5リットルぐらいで済ませて、誰も見ていないのにコソっと残りを捨てた。充分だろう。

充分だった。トイレ通いを的確にこなし、検査に向かったわけだ。

帝国ホテルのバイキングの話を書くつもりが、排泄方面の話題中心になってしまった。
スイマセン。

2 件のコメント:

  1. まさに「何でも食べたい欲求」を満たす「何でも美味しい」を叶えてくれるのが帝国ホテルの素晴らしい所だと思います。
    日比谷の上階から銀座方面を眺めつつ、富豪記者様のテリトリーを確認するのもステイ中の楽しみです。

    冬の「珍味日本シリーズ2009」をもう開催されるなんて…ダイエット成功の御祝を兼ねて「珍味ワールドシリーズ」御一緒させて頂けませんでしょうか…。

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  2. rinrinさんは帝国が定宿なんでしょうか?
    でかくなり過ぎちゃった感はありますが、総合力が高いホテルなので魅力的ですよね。

    「珍味冬の陣」ご一緒したいものです。

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