相変わらず機会があればクラブ活動に精を出す。不景気な気分を吹き飛ばしたくて出かけるのだろうか。ピーピーなのにそんなことしているから、ますます首が回らなくなる。悪循環だ。
銀座あたりで楽しそうに呑んでいる人々は勝ち組で余裕たっぷりというイメージがある。でも実際のところは、そうでもないだろう。
私みたいにキュウキュウしている人も多い。ただ漠然と「あやかりたい」という心理も働いているのだと思う。元気ハツラツで快調に勢いがある人達が持つ空気にあやかりたいという気分だ。
やはり、「場の空気」って厳然と存在する。安っぽい場所、シケた場所には勢いのある人は集まらない。
人間が持つオーラって確実にその場の雰囲気を左右する。しょぼんとしたオーラが集まれば、結局はシケた空気が支配する。そんな空気の中に身を置きたくない。
勢いのある人、活気に溢れた人が集まる場所には相応の空気がある。いまどきの銀座あたりで繁盛している店は、そういうエネルギーが集まってくると言える。
なんだか、もっともらしくウサん臭い言い回しをしたが、今日は「クラブ活動の意義」ではなく、「クラブ活動での乾きモノ」を取り上げるつもりだった。前振りが長くてスイマセン。
いつでも食い意地が張っている私は、腹ごなし後に出かけるクラブでもテーブルの上の乾きモノに手を出す。ウイスキーを飲むことがほとんどなので、チョコ系はついつい多めに摂取してしまう。
昔懐かしい麦チョコなんかが出てくると、ボリボリといつまでも食べてしまう。さっきまでちゃんと食事をしていたのに何故だか手が止まらない。
ポッキーなんかも罪な存在だ。昔からの定番ポッキーならいざしらず、最近は目新しい風味のポッキーが用意されている。ついバクバク完食してしまう。間違いなくカロリー過多だ。
店によっては、出来たての温かいポップコーンが出されることがある。コショウがしっかり振られた濃い味で、ついつい酒も進んでしまう。
先日は、某店で何気無くつまんでいた揚げ煎餅というかスナックに妙にハマッってしまった。
空腹でもなく、むしろ満腹気味なのにムシャムシャ止まらない。ガーリック風味が妙に強い。スナック菓子とか煎餅というジャンルにしては不自然なほどニンニクの風味が強烈。大人向けに割り切った感じが実に潔い。
偉大なスナックの名前はその名も「雷鳥」。命名の由来がちっとも想像できない。微妙なセンスだ。山中食品というメーカーが作っている。
綺麗どころそっちのけで、雷鳥をベタ褒めしていたら、お店から大きな袋入りを二つもいただいた。嬉しくてバンザイだ。
業務用だからだろうか、やたら大きなサイズだ。普通なら夜の銀座徘徊に持ち歩きたくない感じだが、そんな気取ったことを言ってる場合ではない。その晩は、意気揚々と「雷鳥」を抱えてフラフラした。
お店で教わった秘密の食べ方がまた素晴らしい(大げさだ・・・)。雷鳥にパラパラとカレー粉を振りかけると、これまた独特のオトナガーリックカレー風味。イケル。
自宅で試めそうとした時、カレールーしかなかったので、大根おろしを擂るアレを取り出してルーを粉にした。備前焼の中皿にタップリ盛った雷鳥にパラパラと振りかける。激ウマだ。
いっぱい食べた。口の中がいつまでもしょっぱくて困りものだが、マイルド指向ばかりの昨今、潔いほどのジャンクフード魂だろう。
その後、インターネット上で「雷鳥」の商品情報が随分溢れているのを知った。こういう掘り出しモノを見つけたり、こだわるのがB級グルメの楽しさなんだろう。
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