いまさらだが、あえて率直に書いてみよう。子ども手当はアホみたいな愚策だ。私自身、受け取っちゃった以上、あまり偉そうに書けないが変な制度だと思う。
名称自体のイメージは社会全体で子どもを育んでいくような美しさがあるが、使途に制約はない。お母ちゃんがパチンコに使おうが、オヤジが風俗に行こうがお構いなし。
しょせん、実態は選挙目当ての場当たり的なバラマキ政策だったわけだから問題ばかり。
文部科学省が、子ども手当の受給と給食費の引落しを同一口座にすべきと保護者に呼びかけるよう全国の教育委員会に通知したが、しょせん強制力はない。根強い欠陥への批判に対する一種のポーズ。
税金の悪質滞納者とか意図的に給食費を払わないような間抜けな連中に対しても借金を財源に喜んでカネをばらまいているのが実態だ。
納税という国民の義務を悪意によって果たさないことは純粋に犯罪だ。いわば犯罪者にまで国が借金してまで大盤振舞いをする制度。バカ丸出し。
すでに来年度からの満額支給はホゴにされたようだが、続いて必ず出てくるのがお金持ちにまで子ども手当をばらまくのはダメという理屈だろう。
当然、導入当初は見送られた所得制限が鳴り物入りで導入される。曖昧な理由で議論され、当たり前のような感じで来年度には高所得者は支給対象外とされるだろう。
その一方で、悪質な税金滞納者とか給食費未納者への支給の是非は問われない。つくづくいびつな話。
先週の月曜日のこのブログで書いた消費税問題にしても、中堅、高所得者層は国家から見てイジメの対象でしかない。民主党政権になってそういう傾向は強まっている。
いつから社会主義国家という体制を国民が選択したのだろう。そんなつもりがなかったにしろ、確実にそんな流れだ。
参院選の結果が政局にどう影響するかわからないが、選挙に行ってみて、つくづく思ったことがある。批判覚悟であえて書こう。
「なんでオレが一票なんだ?」。
悪意によって税金も払わないような連中や、払えるのに給食費をすっとぼける連中とどうして同じ一票しか権利がないのだろう。あんなに税金払ってるのに。
もちろん、理屈ではない。感情論だ。素朴に疑問に思う。
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