秋晴れの気持ちの良い某日、霞ヶ関、永田町方面を野暮用を兼ねてフラフラしてきた。新しくなった議員会館のリサーチのほか、某役所内にある某大臣室にも潜入してきた。
仕事の関係で以前から付き合いのある某大臣には就任祝い名目でハヤリのデジタルフォトフレームを持っていった。私が今欲しいものの筆頭格だ。SDカードを差すだけで、かなり綺麗な画像がアレコレ楽しめる。
http://fujifilm.jp/personal/digitalphotoframe/dp1020sh/index.html
進呈ついでに私自身がいじってみたかったので、渡したその場で中身を出して二人でいそいそと組立ててみる。
組立てるというほど難しいものではない。それでも、なかなか電源が入らない。不良品かと悩む。よく見るとフレームを支える支柱を差し込む部分に電源コードを突っ込んでいた。
機械に詳しくない二人がいそいそといじっていたので結構ダメダメだ。普通はもっと簡単だろう。
大臣室ともなれば、国旗がデンと置かれ、執務机も重厚でデカい。そういうシチュエーションで最新のオモチャをドタバタいじっているのは結構マヌケなシーンだ。
そうこうしているうちにデジタルフォトフレームはなんとか機能し始める。テスト用に用意していった私が撮影した水中画像とか変な画像を映してみる。
想像以上に綺麗だ。パソコンの画像とはひと味違う。さすがにフジフィルムとシャープの共同開発品だ。やはり私も欲しくなった。
大臣室もこの時期は分刻みのスケジュールだ。国家のために働く官僚を待たせて、写真鑑賞会をいつまでもしているわけにもいかない。長っ尻はせずに退散。
昭和初期っぽい重厚な大臣室とは異なり、新しくなった議員会館は、まだ未完成部分はあるものの、基本部分は稼動し始めている。イマドキの建物だけにパッと見は高級感もあるが、よくよく見ると質感はイマイチ。豪華だと批判を浴びない程度に作ってある。
それでも共用スペースなんかにはカッシーナの家具が使われているらしい。ちょっとムカつく。
議員それぞれの個室は今までの2・5倍の広さ。議員執務室、秘書執務室の他に10人ぐらいが入れる会議室スペースがある。
前の議員会館が小さ過ぎたから、やたらと立派に感じたりもするが、ビジネスホテル程度の造作だし、あの程度の部屋なら問題ないようにも思う。甘いだろうか。
議員会館の新装以来、永田町周辺の賃貸ビルから政治家の個人事務所が続々と撤退しているらしい。議員会館が広くなったことに加えて、政党助成金がガタ減りした自民党関係者が相次いで個人事務所を閉鎖しているそうだ。賃貸ビル経営者にとっては大不況到来だろう。
地下通路はこれまでより広くなり、一見、未来都市的な感じ。動く歩道もあって、地下鉄の改札にも直結。首相官邸や議事堂をはじめ、このあたりの地下は場所が場所だけに脱出用の秘密迷路みたいな造りになっている。といっても、いざというときに絶対に迷いそうではある。
お土産さんも新装オープンしたものの、菅直人まんじゅうとか、国会ねじれ餅みたいなシュールな品揃えは変わらない。今度、読者プレゼント用にいっぱい仕入れてみようか。結構ウケルかもしれない。
税金関係のメディアを発行している以上、税金で運営されている施設のリサーチは大事な仕事だ。そんな屁理屈?でウロウロさまよってみた。万歩計をつけておけば良かったと思うほど歩いた。不審者みたいだ。
小泉進次郞議員とすれ違って、ちょっとキュンとする。結構ミーハーな自分が恥ずかしい。
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