2010年10月18日月曜日

エコエコうるさい

相変わらず世の中、エコだエコだと騒々しい。前にも書いたような気がするが、どうもエコ絶対みたいな最近の風潮が気にくわない。

なんとなくノセられている人が圧倒的多数だろう。常識的な節約は大昔から奨励されているわけで、横文字にしてさぞ時代の潮流みたいに騒ぐのが気持ち悪い。

大げさに言えば、新興宗教的というかイデオロギーみたいな広まりかただ。もっと言えば「エコ」を建前にした商業主義に煽られているだけ。バレンタインデーとかハロウィンパーティーと変わりはしない。

先日、スーパーのレジで「袋は入りますか?」と聞かれた。どう見たって私は手ぶらだ。買った商品をどうやって持って帰れと言うのか。ああいうのをバカと呼ばずに何と言ったらいいのだろう。

語呂合わせじゃないが、エコの押しつけは純然たるエゴであり、迷惑な話。やりたい人だけやってろって感じだ。

どうも感情的になってしまった。エコ推進派の人には悪いが、本心からそう思う。

プリウスとかあの手のクルマも好きではない。「いい子ちゃんぶりっこ」を前面に押し出したデザインがイヤラしい。クルマに乗ること自体が環境に悪いのだから、本気でエコエコ騒ぎたいなら、クルマなんか乗らなければいい。


エコの語源は、いにしえの恐怖マンガ「エコエコアザラク」ではなく、「エコロジー」だ。私の知り合いにエコの語源は「エコノミー」だと思っていた人がいたが、あながちマト外れだとも思えない。

エコノミークラスのエコノミーだ。経済的とか効率的というニュアンスではなく、階層別で言うところの最下層といった意味合いでのエコノミーだ。

光熱費が払えないからエアコンつけずにガマンしているような人をエコ推進派とは呼ばない。その場合のエコは、ネガティブなイメージでのエコノミー階層でしかない。

節約は大事だが、貧乏ったらしいのは避けていたい。そういう意味でエコノミークラス的な切なさを連想させる「エコ」がうっとおしい。

エセ富豪を白状してしまうようでイヤだが、もちろん私も飛行機移動の際にエコノミークラスを利用することがある。ちっとも嬉しくない。養鶏場のブロイラーみたいで苦痛だ。

あれで満足したらいけないと思う。頑張って常にアッパークラスを居所にしたいというモチベーションは大事だ。向上心ってそういうものだと思う。足ることを知ることは大事だが、健全な向上心は別な話だ。その手のモチベーションが文明を作って技術を発達させてきたことは間違いない。

話が突飛な方に行ってしまった。週明け早々グチばかりになってしまった。とにかくファッションとしてのエコはどうにかならないもんだろうか。

どうせなら、昔の武田久美子が愛用した“貝殻ビキニ”とか、「はじめ人間ギャートルズ」に出てくる女性の格好みたいに、着るものまでとことんエコ路線が広がって欲しいものだ。

エコのせいで街行く女性の露出度がアップするなら、私もエコ推進派にさっさと宗旨替えをする。

なんでそんな結論になるのだろう。。。

2 件のコメント:

  1. わたしもエコ、大嫌いです!
    あとロハスとかオーガニックとかスローフードとか。
    何でもキャッチフレーズにして流行にしないと出来ないことが馬鹿らしい。
    普通に各個人が節約節制地味にしてればいいだけなのに。
    近いのでデパ地下によく行きますが、デパートはさんざんエコバッグを商売として売り、粗品にまでエコバッグ沢山つけて、なのに買物するときもガンガンにビニールにいれ、断ると嫌な顔したり、なんなんだー!!!
    興奮してしまいましたすみません・・・

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  2. デパートの過剰包装はヒドイもんですよね。

    東京都も時流に目をつけて、調子に乗ってゴミの分別までバカみたいに細かい指示をしてくる時代になっちゃいました。

    ホントにおかしい。つくづくおかしい。

    あれだけ細かい分別を都民に強いておいて、清掃局の人件費はどのぐらい削減されたのか、今度、仕事の振りして追求してみようかと思います。

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