2010年12月27日月曜日

クルマを変えて演歌を唄う

今日は本題に入る前に一昨日のテレビ朝日の「忠臣蔵」に触れねばなるまい。先週ここで散々書いたから感想を書いてみる。

見るだけ損した。率直な感想だ。脚本になんの目新しさはないし、やはり「正和」の大石内蔵助はどうにもミスキャストだった。「檀れい」が嫌いだという私個人の特殊な理由という次元ではなく、全体に腑抜けた作品だったと思う。

ちょっとだけ出てきた北大路欣也とか松平健の存在感が抜群だっただけに、大石役のヘナチョコ感が目立ってしまった。実は私、田村正和が昔から好きななのだが、ひいき目に見ても全然ダメ。正月休みはレンタルビデオで昔の重厚な役者さんの忠臣蔵を見直そうと思う。

さてさて本題に入る。

自分自身の今年のトピックスを考えてみた。
今年は四半世紀にわたる趣味である水中写真撮影の完全デジタル化が実現した。お金もかかった・・。

突然の「靴欲しい病」に感染し、ジョンロブを始め、クロケット&ジョーンズ、ステファノ・ブランキーニ、サントーニ、ステファノ・ビ等々ご立派な高級靴所有者になってしまった。こちらも大散財だ・・・。

それより大きな買い物もあった。

クルマを2台も買ってしまった。

ちょっと富豪っぽい響きだ。

そんなことを書くと金満ブリブリみたいだが実際は違う。

もともと2台所有だったのだが、たまたま今年、両方を買い換えた。といってもそれぞれ30年ぐらいの?長期ローンを組んでセコセコ購入したので家計上の固定費的には激変ではない。

イギリスぐるまとドイツぐるまだ。といってもロールスロイスとかマイバッハを買ったのではない。もっと庶民的だ。1台は鬼嫁用なので実用性だけで選んだ。

ドイツぐるまなんてやたらと燃費がいいので、乗り換え前のクルマよりトータルコストは安くつくかも知れない。

以前は今よりもクルマに対する執着が強かったので、2~3年に一度は買い換えていた。正直、リセールバリューの高い車を短期間で替えていた方が経済的には得なこともある。

今回買い換えたきっかけは、持っていたクルマがそれぞれ5年モノと6年モノになってしまって、そろそろ手放さないと売値がつかなくなりそうだったから。

はっきりいって、経済効率のためだ。次に購入するクルマの頭金ぐらいは作れないと買換えが難しくなる。

売り時を考えると長く乗りすぎたとも言える。

さてさて、一気に買い換えたのでクルマ世界の技術革新にやたらと驚かされた。いつの間にかカギを差し込まなくてもドアロックは解除されるし、変なボタンを押すとエンジンだってかかってしまう。

馴れるまで結構たじろいだ。

ハンドルがヒーター機能で温まるようなオッサンには嬉しい機能もあるが、わけの分からない機能も多い。

バックする際にはコンソールのモニターに後方の画像が映し出される。でも正直、あんなものに頼ると距離感がまったく掴めないので危なくって仕方ない。

イギリスぐるまでは、コンビニの駐車場に止まっていた自転車をなぎ倒して、あわてて逃げたし、ドイツぐるまでもガードレールと激しくキスをしてしまった。

バックモニターとやらは正直不要だと思う。その考え方自体が古いのだろうか。

2台ともCDチェンジャーがついていないことに慌てたが、iPod対応コネクターとやらが装着されていたのでバンザイだ。

昔は12連奏チェンジャーとかを装着してウホウホいっていたが、イマドキぐるまはiPodに収録されている1千曲以上の音楽をコントロールできるのだから実に有難い。


最近は、クルマの中で熱唱するために演歌フォルダを作成し、涼しい顔をしながらうなっている。信号待ちの周囲の眼が気になるので、なるべく口元を動かさずに歌うことが得意になってきた。

腹話術歌唱法とでも名付けようか。

運転中にうなっていると、なぜか肝心のサビのあたりで信号待ちで停車する。しかたなく思索にふける哲学的な男のふりをして鼻の下から口までを手のひらで覆い隠して伏し目がちに歌い続ける。

我ながらケナゲだと思う。

うたっているのは五木ひろしや森進一あたりの古典的ナンバーだ。それにしても「北の螢」は名曲だ。


♪もしも私が死んだなら
胸の乳房をつき破り
赤い螢が飛ぶでしょう♪


やはり阿久悠は偉大だ。ああいうドラマチックな歌が書ける作詞家はもう出てこないのだろうか。

三善英史の「雨」。これまたシットリ系だ。仕事帰りに運転している時はこの歌を歌いながら、業務モードをリセットする。

あとは五木ひろしの「夜空」とか「待っている女」にしびれている。作詞はかの山口洋子。銀座の伝説的クラブ「姫」のママさんだった人だ。

やはり昭和の演歌はドラマチックで情緒があって素晴らしいと思う。

それにしても若い頃は筋金入りの演歌嫌いだったのに、どうして中年になると率先して演歌を聴くようになるのだろう。

それにしても、どうして車を買い換えたテーマなのに画像が森進一なんだろう。

クルマの話はどこにいってしまったのだろう。

なんか支離滅裂でスイマセン。

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