東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年1月8日水曜日
すし酢、モルタデッラ
気ままな一人暮らしも気づけば1年以上が過ぎた。「食」分野に難儀するかと思っていたが、今の世の中、出来合いの総菜とか、便利な食品がテンコ盛りなので、ちっとも困らない。
鮭の切り身やサバの味噌煮ですら、ほんの数分湯煎するだけでホカホカ食べられるご時勢である。
自分で料理する機会はほとんどないが、時々、思い立って食べたいものを作る。その代表格が寿司飯である。その時ばかりは精一杯頑張ってウマ~い寿司飯を作る。
作ると言っても何かを一生懸命するわけではない。米を炊いてすし酢を混ぜる。ただそれだけである。
包丁やまな板を出さずにそれなりにウマいものが出来ると、ナゼか何かに勝ったような気がする。
特製ピラフを作る時もそうである。パスタソースに市販のオニオンスープなどを足して、缶詰のマッシュルームやブツ切りの鶏肉をぶちこんで米を炊くだけで簡単にピラフが完成する。
まな板も包丁も無縁だ。「料理」などと呼ぶにはおこがましい簡単さで何かが出来上がると妙に嬉しい。自分が凄く要領の良い人間になったようでウキウキする。
さて、寿司飯の話だった。
かなり固めに炊いたあきたこまちを使うのが私流である。米の一粒一粒が立っているように感じられるので、米の種類で迷うことはない。何事も思い込みは大事である。
ちゃんと木製のたらいのような飯台も用意してある。炊きたての米を飯台に投入し、お気に入りの「すし酢」を混ぜるだけである。
いくつか試したすし酢の中で、私のお気に入りがコレ。米2合だったら60㎖が基本だが、私の場合、1~2割多めにすし酢を使う。
以前は米とすし酢を混ぜながら団扇でパタパタ煽いでいたが、そのやり方だとシャリが粘っこくなってしまうことをテレビの料理番組で知った。目からウロコだった。
以来、適度に混ぜ合わせてからパタパタ、また混ぜてからパタパタというパターンに変更した。これだけの違いで抜群にウマい寿司飯ができるようになった。
上物の刺身、イクラ、生ウニなんかを買いこんできて、寿司飯とともに味わう。お供はよく冷えた冷酒である。至福の時間である。
もちろん、一人メシの時にも時々作る。問題は一人でも2合の寿司飯をペロッと食べてしまうことだ。シャモジまでしゃぶる。
後半戦は刺身なんてどうでも良くなり、寿司飯にチロっと醤油を垂らしてワシワシかっこんでいる。
幸福の絶頂である。エクスタシー!である。
きっと寿司屋でツマミばかり食べて、握りを満足に食べずに帰ってしまう日頃の反動なのだろう。
いや、子供の頃、母親に連れて行ってもらった近所の寿司屋でドカ食いしてはならないとケナゲに我慢していたトラウマが原因かもしれない。
個人的な性癖?なのだが、お寿司屋さんは満腹になる場所ではないという変な感覚がある。
別に我慢しているつもりはないのだが、チマチマと珍味やツマミを食べながらアルコール摂取に励んでいると、大して食べてないくせに満足してしまう。
だから、寿司飯を腹一杯かっこむ行為が無性に尊く感じる。贅沢をしているような不思議な高揚感がある。炭水化物が大好きな「タンスイカブラー」として、2合分の米を一気に食べきるのは至極当然だろう。
さて、「家メシ」の話題ついでにもう一つ。こちらはメシと言うより「家飲み」のジャンルだ。最近凝っているツマミが「モルタデッラ」である。
なんかカッチョいい響きだが、平たく言えばハムである。昨年、発祥の地であるイタリアのボローニャで食べてから大好きになった。
モルタデッラについてのとある解説を引用してみる。
~~精選した豚肉を肌理の細かいひき肉にし、これにさいの目に切った豚の喉の部分の脂身を加え、蒸してつくったもの。円筒形または楕円形で綺麗なうすピンク色をしている。塩味は濃すぎず、生臭さもあまりなく、やわらかい舌触りと優しい味がする。製造会社によっても異なるが、ラードのかたまりのほかにピスタチオやチーズ、黒こしょうが粒のまま加えてある~~
という特徴を持ったハムである。あるところにはあるもので、我が家にほど近い高級路線のスーパーに常備してあるのを発見した。気づけば頻繁に買いに行ってしまう。今や我が家の常備品である。
これがシュワシュワ系のアルコールと妙にマッチする。ヒマで仕方がない休日などは、シャンパンやスパークリングワインを開けて、録画した映画を眺めているのだが、その際の相棒になるのがモルタデッラである。
お菓子のアーモンドスコッチとかチョコレート類を用意して、シュワシュワをグビグビ飲み始めるのだが、そのうち甘くないツマミが欲しくなる。そうなるとモルタデッラの出番である。
そのまま食べても良し、レンジで少しチンするだけでも雰囲気が変わる。フライパンで炒めても美味しい。
まあ、私の場合、モノグサ太郎なので、10回に9回はそのままムシャムシャ食べる。充分に満足する。変なサラミとかどうでもいいチーズをツマミにするならこっちのほうが断然オススメである。
さすがに年末年始の休みが退屈だったせいで、今日は「引きこもりネタ」に終始してしまった。
でも、今日紹介した2つのアイテム、間違いなくオススメです。
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