東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年9月22日月曜日
方位
占いを信じるほど純情ではないが、聞いてしまった占いを無視するほど剛気でもない。
ということでチョット困っているのが引っ越し問題である。
今の住まいはまもなく2年。秋が深まれば更新時期がやってくる。2年で引っ越そうと思っていたので、そろそろ具体的な転居先を絞らないといけない。
希望のエリアは絞られているのだが、問題は「方位」である。時々、カウンセリング感覚でアレコレ見てもらっている謎の?霊感占い師に方位の善し悪しを聞いてしまったせいで、どうにもそれに影響されている。
霊感とか特殊能力で見てもらったわけではなく、一般的な方位占いにのっとって善し悪しを見てもらったからタチが悪い。
胡散臭い御託心なら、てやんでぇいと無視することも出来る。でも、基本的な方位占いだとついつい耳を傾けてしまう。
現住所や生年月日を入力すれば簡単にチェックできるインターネットの方位占いも試してみたが、やはり結果は霊感占い師と同じような内容だった。
若い頃はそういう話にはまるで無頓着だったのだが、加齢?とともに少しは気にするようになった。
誰に聞いても大凶だった家相の家に暮らして悪いことばかりだった経験のせいで、最近はついつい気にしてしまう。
バッカじゃなかろうかルンバ的な気持ちもあるが、聞いてしまった以上、占いの結果は気になる。あえて悪い方を選ぶ勇気は無い。
聞かなきゃよかった。つくづく後悔している。終の棲家を探しているわけじゃないし、知らぬが仏とばかりに引っ越し先を決めちゃえばよかった。
健康診断と同じだ。医者に行かなきゃ誰もが健康だ。尿酸値が高いとか余計なことは検査しなければ知らずに済む。検査に行っちゃうから些細な問題点をことさら気にするわけだ。
引っ越したいエリアは現住所から東南方向なのだが、現時点では好ましくない方位だとか。
来年の4月以降は運気が変わってそっち方面も「吉」になるらしい。何だかなあ~って感じだ。
逆に好ましい方位は私にとってまったく興味の無いエリアである。それこそ吉原のソープ街あたりが大吉だ。そんな所に暮らしたら散財しちゃって大変だ。
今の住まいは賃貸物件なので更新料がアホらしい。あれも変な習慣である。更新してもらえるのだから大家の方が感謝すべき話だろう。実にバカげている。
さてさて引っ越し先をいくつか絞って、その周辺を散歩するのは楽しい。キョロキョロとあれやこれや見て回っている。まるで刑事か不審者である。
この定食屋は渋いぞ、あっちの居酒屋も捨てがたい等々、ライフライン?を調査していると結構楽しい。
スーパーはどこが近いか、セブンイレブンはあるか、クリーニング屋、牛丼屋の距離感など、そんなことばかりチェックしている。
素敵な店、洒落た店などは眼中に無い。住んでしまえばジャージにサンダルでうろつく。それに見合った居心地の良い場所をリサーチする必要がある。
なんてったって「シングルオジサマ」である。おまけにモノグサ太郎である。便利じゃないとダメである。だから閑静な高級住宅街は問題外である。
某エリアの低層高級マンションに空きがあると知って周辺を散歩してみた。お屋敷も多く上品で落ち着いた雰囲気が漂っていたが、コンビニ、スーパー、飲食店がほとんど見当たらない。
「シングルオジサマ」にとっては閑静な雰囲気より利便性が大事である。花より団子だ。その低層マンションは悪くない物件だったがもちろん却下した。
タワーマンションの高層階もイヤだ。地震が頻発する東京なのに、わざわざ高いところに住もうという発想が分からない。
高層階はそれこそ地に足がついていない感じがして不安だ。それを言ったら2階だって地に足が付いていないが、20階とか30階とかに比べればマシである。
せいぜい3階までだ。3階までならエレベーターを使わなくてもヘッチャラだ。でも、そんな条件で探すとなかなか良い物件には出会わないから困ったものだ。
床面積にも譲れないこだわりがある。クルマの出し入れも雨に濡れずに済む環境じゃないとイヤだ。
これらの条件を満たす物件は少ない。ようやく見つけても、方位がダメとか言われちゃうから最悪である。堪ったもんじゃない。
近いうちに霊感占い師に会うから、悪い方位だろうと強引に引っ越せるような秘策を尋ねてこようと思う。
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