東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2014年12月8日月曜日
苦手なもの
この土曜日、ここでも何度か書いていたオヤジバンドライブが無事終了。来ていただいた皆様、本当にありがとうございました!
ライブ雑感はまだ書けていないので水曜にアップします。
さて、今日は苦手な食べ物について暴論を書いてみた。
時々、無性にとろろが食べたくなる。さすがに自分でわざわざ摺り下ろして食べようとは思わない。だから簡単には口に出来ない。
大型スーパーで摺り下ろされたとろろを売っているのを見つけると迷わずまとめ買いして家でズルズルしている。
先日、たまに買い物に行くスーパーでそれらしきものを発見して手に取ったのだが、何とオクラが混ざってやがった。
オーマイガ-!である。
オクラが別容器に入っていれば排除できるが、とろろと混ざっていたら手も足も出ない。最悪である。
オクラ。あいつは何者なんだろう。存在自体が私に対するイジメである。顔も見たくない。絶交したいのに時々遭遇するからイヤだ。
今日は極めて個人的な意見なので最初から謝ります。ゴメンナサイ。
オクラの話ついでに嫌いなもの、世の中に不要なものを考察する。
皿にさりげなく陣取っているパセリ。あいつも何だかサッパリわからない。あれを見て「やった~。パセリだ!」と思っている人がこの地球上に存在するのだろうか。皆無だと思う。
私が野菜嫌いだから言うのではない。アイツと相性が合う食べ物は無い。皿の上の彩りのためだけに出てきて結局は捨てられる。気の毒だから最初から出てこないで欲しい。
パクチーも困ったものだ。親の仇みたいな味がする。トムヤンクンに香り付け程度に浮かんでいれば可愛げがあるが、ヘタなタイ料理屋に行くとワンサカモリモリでいろんな料理にトッピングされてくる。
タイには何度も行ったが、現地ではそんなに大量にパクチーが出てきた記憶は無い。きっと日本の店が「タイっぽい雰囲気」のために大げさに使っているのだろう。
トッピングとか彩りに使われるモノには外れが多い。カツ丼に乗っかっている3粒のグリーンピースがその象徴である。
カツにも合わない。コメにも合わない。意味不明である。親子丼の三つ葉も似たようなものだ。アイツのせいで味が壊れるような気がする。
塩辛にパラっとふりかけられた柑橘類の皮を刻んだヤツも邪魔だ。余計な風味が主役を台無しにする。
くれぐれも個人的嗜好の話なので御容赦いただきたい。
鍋にエラそうに入っている白菜の芯。あれも「なんだかな~」である。葉っぱの部分はまだいい。ちょっと色も付いていて身体に良さそうだ。
葉っぱの場合、しおらしくなった姿も好感が持てる。それに比べて芯のあの図々しい感じは何だ?。不快である。
鍋の中で放置しても強がっていやがる。ヘナヘナにならずに延々と自己主張を続ける。仕方なく食べてみても味わいなどミジンも無い。
話は飛ぶ。ショートケーキやモンブランのスポンジも考えものだ。スポンジが無ければ成立しないことは百も承知だ。でも、スポンジ部分が多くないだろうか。半分ぐらいで充分だ。
クリームや甘いベットリした部分を楽しみたくてウキウキ食べ進んでいるうちに徐々にスポンジが我が物顔で剥き出しになってくる。切ない気分になる。騙されたようで悔しくなる。
ちょっと変な感覚だろうか。
プリンのカラメル部分も好きではない。プリンを食べる時には細心の注意を払う。底の方からカラメルが染みだしてプリン本体と混ざり合わないようにするためだ。
だから逆さま?に出てくるプッチンプリンは食べない。
カラメル自体に罪は無い。あれはあれでマズいとは思わない。でも、プリン本体の得も言われぬ芳醇でまろやかな風味を味わっている時にヤツが乱入してくると一気にヤツの天下になってしまう。大切なものを壊された気分になる。
ラーメンのナルト。あいつも邪魔だ。スープをズズっとすすっている時に私の口に容赦なく侵入しようとするあの横柄な感じがイヤだ。
カレーに入っているイモ。あいつもダメ。ニンジンなら派手な色のせいですぐに見つけて除去出来るが、中途半端なイモはタチが悪い。
声にこそ出さずに「ワ~イ鶏肉だ~!」と思って口に入れた瞬間、それがイモだと気付くと本気で泣きたくなる。信頼していた人に裏切られたような気持ちになる。
今日は虫の居所が悪いのだろうか。次から次に気に入らないものが浮かぶ。
チンジャオロースのピーマン。ゴーヤチャンプルーのゴーヤ。アイツらも迷惑な存在だ。いや、こればっかりはそいつらが主役だから仕方がない。
卵が好きなくせにどうにも馴染めないのがキンシタマゴだ。茶巾寿司もそうだが、薄っぺらいタマゴがナゼか昔から嫌いだ。
きっと、そもそもの官能的なタマゴの味がどこにも感じられなくなっていることが理由だと思う。
アーダのコーダのと書き殴ってきたが、好みなんて変化もする。ここに列挙したものもある日突然好きになるかもしれない。
実は最近、丼モノに入っている天敵だったはずの三つ葉を美味しいと思うようになった。
カレーライスに付いてくるらっきょうも昔は嫌いだった。マックのハンバーガーに入っているピクルスも飲み屋のツマミで出てくるオリーブも苦手だったのだが、いつの間にか喜んで食べている。
ようやく大人になったのかもしれない。
いつかオクラ丼とかパセリ丼とかナルトラーメンを嬉々として食べる日が来るのかもしれない。
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