東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2016年4月1日金曜日
おひとりさま中高年
この世に生まれて半世紀も経つ。人生の折り返し地点は過ぎ、まさに後半戦である。
平均寿命を考えれば、まだ30年ぐらい残り時間はあるが、ヨレヨレになってからの余生を除くと、果たしてあと何年ぐらい現役でいられるのだろうか。20年か10年か。いずれにせよアッという間だろう。
一人暮らしをしていると、必要以上にそんなことに思いを馳せる。いまさら誰かと暮らす予定はないので、いずれ「おひとりさまの老後」とやらに直面する。意味不明な画像でスイマセン。
一人でいるのは若い頃から好きなので、それ自体は問題ない。好き勝手に過ごせるし実に気ままである。健康であれば何も支障はないのだが、あちこち身体が言うことをきかなくなった時に一人でいるとどんな感じなのかは不安になる。
かといって、世話になるためだけに誰かと暮らすのも変な話である。トンチンカンだ。こっちが思っているように世話になれる保証はないし、逆にイビられるハメになったら堪ったものではない。
やはり介護付き高齢者施設の権利を早々に確保するぐらいの計画性が必要なのだろうか。10年、20年なんてアッという間である。呑んだくれていないで、そういう問題を真面目に考えないといけないのかもしれない。
「願わくば 花の下にて 春死なん」。
西行法師の歌をつぶやきながら桜を眺めている今日この頃である。陽気のせいでおかしくなっているのだろうか。
さて、普通に家庭に暮らす50歳の人は老後問題をどのように想像しているのだろう。伴侶がいようといまいと老化には勝てないわけだし、お互い年を取ればどちらが介護される側になるのか分からない。
どちらかがそんな事態になった時に夫婦不仲だったらどうなるのだろう。考えるだけでゾッとする。でも、今の日本にはそんな現実がゴロゴロしている。
最期の瞬間にどういう境遇でいられるのか。こればかりは努力や鍛錬で何とかなる話じゃないから恐い。どっかの宗教にでも頼ってみようか。ヤバいヤバい。そんな心境が怪しい宗教に引っかかるきっかけになるのだろう。気をつけようっと。
さて、今の世の中、おひとりさまにとっては非常に暮らしやすい環境だ。都市部ならば24時間営業のコンビニがたくさんあるし、一人用のお惣菜も簡単に手に入る。
ネットスーパーなどを使えば重いものも玄関まで運んでくれる。実際に私自身もそんなサービスを最大限活用している。
クリーニングも宅配で済むから、自分で洗濯するのは肌着や靴下、タオルぐらいだ。全自動で乾燥機付きだから実に簡単。
聞くところによると便利屋さんという商売が繁盛しているそうで、ゴキブリが出たから退治に来てくれとか、単なる話し相手に来てくれとか、そんなオーダーも受付けてくれるらしい。
いずれは、茶飲み相手の宅配や将棋相手の宅配、孫の代わりに遊んでくれる子供の宅配、ゲートボールのメンバーの宅配などありとあらゆるデリバリーが可能になるのかもしれない。
それはそれで結構だが、いずれにしても料金は発生するわけだから老後の資金はちゃんと考えないとならない。
宝くじはあきらめずに買い続けようと思う。
私自身、今の暮らしで不便なことを考えてみた。掃除やシーツ、布団カバーの交換が一番億劫だったが、今は週1回来てくれる家政婦さんがやってくれるから楽チンである。
食事も出来合いのもので済ませられるし、家庭の象徴である味噌汁だって、下手な人に作ってもらうよりイマドキのフリーズドライのほうがウマかったりする。
お裁縫。これがもっとも不便なことかもしれない。ボタンが取れたらお手上げだ。私が通った学校では家庭科が授業になかったから縫い物は人生で一度もやったことがない。
だからボタンが取れたシャツはその都度捨ててしまう。
ウソです。職場に持っていって女性社員に頼んだり、実家に行った際に母親に頼むなどして対処している。
裁縫の他には「服をたたむ作業」に難儀している。どうでもいい服なら問題ないのだが、時折、温泉宿に持参する作務衣とか、ちゃんと畳んでおきたいものが上手く出来ない。
しかたなくハンガーに掛けておくのだが、たたんで収納しないと場所を取って仕方がない。
ボタン付けと作務衣をたたむ作業のためだけに誰かにプロポーズするわけにはいかないので困っている。私の人生にとって大いなる課題である。
さて、どうでもいい話を書き殴ってしまった反省を込めて、今日は「おひとりさま中高年評論家」として一推しのレトルト食品を紹介する。
イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」の上級ライン?である「トップバリュ・セレクト」のハンバーグがそれ。
その名も「まるでステーキ デミグラスハンバーグ タスマニアビーフ100%使用」という商品である。略称で呼びにくいのが難点である。
湯煎するだけでレストランもビックリのウマいハンバーグが堪能できる。湯煎する時間がミソである。なんと「12分」である。普通のレトルトハンバーグなら5分程度である。それを12分もかけろというところがニクい。その大袈裟な感じが何となくウマそうである。
実際にウマい。いまや絶対王者?のようなセブンの「金のハンバーグ」を始め、世に出回る数々のちょっと高級なレトルトハンバーグを片っ端から食べてきた私が太鼓判を押す美味しさだ。
レトルトなのに400円ぐらいする。主婦が絶対に買わない値段である。それがまたいい。現役の「おひとりさま中高年」を狙い撃ちしているかのようだ。
「トップバリュ」シリーズのお惣菜は置いていても「トップバリュ・セレクト」は置いていない店が多いのが問題である。私の場合はイオン傘下になったピーコックで調達している。
数あるレトルトハンバーグの中では「富豪」気分を味わえる一品である。
スーパーでわざとらしくカゴの上の方にこのハンバーグを2つぐらい載せて歩いていると、松屋で特盛り牛丼の他に生卵と漬け物を注文した時のような富豪気分になれる。
バカでスイマセン。
そう言えば、以前美味しいとおっしゃっていた冷凍のパスタやらチャーハンを購入、昼食に食しましたがとても美味しかったです!
返信削除ぐり茶も購入しましたし、このハンバーグも試してみますね。
(ストーカーではありませぬ(爆笑)
コメント有り難うございます!
返信削除お役に立てたようで良かったです。。。。
富豪記者殿
返信削除金のハンバーグを先週の木曜日に食べて舌鼓を打ったところです!これはぜひ買って食べてみなくてはなりませんね。
道草人生さま
返信削除金のハンバーグよりも二段階ぐらい肉質が良い印象です!
ソースの味は金シリーズがややリードしてるかと。。。