東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2016年4月18日月曜日
豚しゃぶは蕎麦つゆ 美らしゃぶ亭
牛肉が重たく感じるようになった私にとって、しゃぶしゃぶは豚が絶対である。
牛のしゃぶしゃぶはもう何年も食べていない。怪しいシャブは一度も経験がない。
豚しゃぶなら今でもガンガン食べられる。トンカツの時にはちょっと敬遠したくなる脂身も、豚しゃぶだとクドさを感じずにウホウホ食べる。
ポン酢やゴマだれではなく、蕎麦つゆで食べる豚しゃぶが最高だと思う。私の信念である。
個人的な意見だが、ポン酢もゴマだれも自己主張が強い感じで主役の肉を押しのけてしまう印象がある。牛よりも爽やか?な豚しゃぶの場合、とくにそんな気がする。
その点、蕎麦つゆは優秀である。あくまで脇役としての立場を自覚して、豚肉閣下の邪魔にならないようにしっかり支えている感じだ。
というか、蕎麦つゆ自体のダシのような味わいは豚肉本来の旨味と甘味を引き出す作用があるのだと思う。
10年ぐらい前だったか、豚肉天国である鹿児島を旅した際に「豚しゃぶと蕎麦つゆ」という最強の組み合わせを初めて知って感激した。それ以来、かたくなに蕎麦つゆ派である。
銀座8丁目にウマい豚しゃぶ屋がある。その名も「美らしゃぶ亭」だ。昨年オープンした極上の豚肉を味わえる店だ。万人ウケする美味しい店だと思う。
中学高校時代の後輩が本業とは別に経営する店だが、そんな身びいきで誉めているわけではない。単純明快にウマい。
常時、5~6種類の上等な豚肉をラインナップしている。店名の通り、沖縄産の銘柄豚を揃えているのだが、どれもバラ肉、ロース肉それぞれが旨味たっぷりでハッピーだ。
豚しゃぶ以外は沖縄料理がアレコレ用意されている。ラフテーもウマいし、焼きテビチ(豚足)もウマいし、突き出しのキャベツに付いてくる肉味噌まで抜群にウマい。
店のオーナーである後輩の人脈の広さのせいで、スポーツ選手やプロ格闘家など「モリモリ食いそうな人達」もしょっちゅう見かける。
先日訪ねた時も隣の席でオリンピック柔道金メダリストとJリーガーがモリモリ食べていた。
もちろん、ガッチリもっさい系のお客さんだけでなく、場所柄、着物姿の綺麗どころもチラホラ。みなさん楽しそうに「しゃぶパーティー」を楽しんでいる。
この店の豚しゃぶには、蕎麦つゆ、シークワーサーポン酢、シークワーサー塩ポン酢という3種類のつけだれが用意される。どれもそれぞれ美味しいが、当然、私は蕎麦つゆだ。
有難いことに頼んでもいない野菜がセットで出てくることはない。あくまで肉単体でオーダーできるのが嬉しい。3~4人で行っても野菜は一人前といったワガママな注文も普通に出来る。
豚しゃぶのシメには沖縄そばか雑炊が用意されている。いつもそこまで食べきれない私はいまだに未体験。極上タマゴを使った「TKG」しか食べたことがない。
大衆的な価格の店ではないが、内容を思えば納得の値付けだろう。どうでもいい牛肉のしゃぶしゃぶをどうでもいいお仕着せのコース仕立てで食べさせられるよりも遙かに価値があると思う。
上質かつ正しくウマい豚しゃぶと一品料理を堪能して、豊富に揃った酒を陽気に飲んで過ごす。大人が快適に憩える店だと思う。
なんだか今日は淡々とお店を誉めただけで終わってしまった。
今度後輩に一杯おごってもらおう。
確かに旨かったです。いろいろご馳走さまでした。
返信削除誰かと思ったよ。
返信削除またやりましょう。