東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2016年11月2日水曜日
音楽の力 ハマショー オジサマバンド
11月である。音楽の季節だ(何のこっちゃ?)。
わがオヤジバンド、いや、素敵なオジサマバンドのライブ本番まであと半月ほどである。練習も佳境だ。
そろそろアセる時期だ。とはいえ、私が苦悶しているのは当日のMC台本の構成だったりする。歌やギターの練習に励まないといけないのに頭の中はそっちのことばかりである。
今年は5周年記念だから武道館あたりで演奏しようかと思ったが、メンバーの強い反対にあって、アットホームなライブハウスでの開催だ。
南青山の割とシャレオツな会場なのだが、既に100名ほどの方から観覧申し込みをいただいている。有難い限りだ。
頑張って楽しいMCを考えないといけない。いや、しっかりボーカルの精度を上げないといけない。
音楽とは文字通り「音を楽しむ」と書く。ゼロから演奏を練り上げボーカルを乗せて仕上げていく作業はなかなか大変だが、それなりにまとまってきた時の充実感は確かに楽しい。
高齢化に伴ってヒマで元気な高齢者が増殖しているが、盆栽や写生教室もいいが、思い切って音楽活動にトライするのも有意義だと思う。
ボケ防止に確実に役立つ。私自身、突然思い立ってギターを始めて2年、コードを適当に弾くぐらいならヨチヨチ程度には出来るようになった。
指を動かす作業は脳の活性化に最適だそうだ。今後もボケ防止のためにギター練習に励まないとならない。
さてさて、ごく最近、音楽の力を思い知らされる機会があった。
我が敬愛する師匠・浜田省吾サマのライブでのことだ。御年63才。途中で少し休憩を挟むものの合計3時間半に及ぶステージだ。昔と変わらずパワフルな姿にただただ感心した。
そんなに大ヒット曲があるわけでもないのに、いまだに全国のアリーナツアーのチケットは入手困難である。今回はファンクラブ枠の抽選に当たったので埼玉スーパーアリーナまでいそいそ参拝に行ってきた。
デビューから40年である。私のファン歴は38年目である。中学2年の頃からだから筋金入りだ。ハマショー師匠の総楽曲数が300曲ぐらいだとしたら、私は鼻歌なら270曲はいける。
ハマショー師匠の楽曲で描かれる世界も少年から青年、家庭人や父親、そして中高年の心理にまで拡がってきた。
いつも思うのだが、少年時代に好きになったミュージシャンが長年音楽的スタンスを変えずに、私のような聴き手側のたどってきた人生の時系列をなぞってくれていることは物凄く幸運だと思う。
あの頃、松山千春のファンになっていたら、いまごろは必死に「鈴木宗男」を応援するハメになっただろうし、フォーク色が強かった長渕剛もムキムキの武闘派だ。チャゲ&飛鳥に至っては「シャブセックス野郎」と化してしまった。
それぞれのファンの皆様、スイマセン。ちょっと言い過ぎました。
で、スーパーアリーナでのこと。今回のツアーは特定のアルバムの曲に偏らず、新旧の人気曲中心の構成だ。ファンとしては感涙ものである。
というわけで、なんと年甲斐もなく5回も涙をこぼしてしまった。われながら不思議な気分だった。あれが「音楽の力」なんだろう。心の奥底のほうからジュワーって熱いモノが湧いてきて全身に染み渡る感じだ。
知らない人には分からない話で恐縮だが、まずオープニングの「路地裏の少年」で高校生の頃を思い出してボロボロ、「19のままさ」で大学生の頃を思い出してポロリ、「Midnight Blue Train」で青年時代を思い出してボロボロになった。
その後、「ON THE LOAD」でポロリ、そしてナゼか「J.BOY」でもホロホロしてしまった。
ハマショー師匠にとって一種の代表曲である「J.BOY」は発表から今年で30年だとか。あの頃、熱い思いで聴き込んでいたファン達は誰もが「J.オヤジ」になった。「J.ジジイ」も結構いた。
2万人を超える中高年のオッサン達が一体になってあの歌を合唱している光景に妙に胸を打たれた。皆が皆それぞれの人生を背負い歩んでここに再結集したような不思議な感覚に包まれた。
それにしても今さらライブで、しかもノリの良い曲で涙がポロポロ出ちゃうなんて、自分の感性もまだまだ捨てもんじゃない。
そう考えたのだが、よくよく考えればちょっと違う。
加齢である。歳を重ねるごとに涙もろくなったから、そういう物理的な理由で5回も泣いちゃったんだと思う。ちょっとシャクだ。
そこまで感激したくせに最後のアンコールを前に会場を後にする。帰りの大混雑がイヤだっただけでなく、その日は日本シリーズの最終戦だったから首都高速をかっ飛ばしてテレビ観戦のために帰宅した。
せっかく抽選でチケットを手にしたにもかかわらずファンとしてダメダメな行為である。
せめてもの罪滅ぼしにツアートラックを模したミニカーを買ってしまった。意味不明である。
まあ、参拝ついでにお守りを買うのと同じようなものだろう・・・。
私は12月の埼玉アリーナに参拝に行ってきます。
返信削除それにしてもあのマッチングシステムは中々厄介です。だふ屋や高額で取引されるオークションは賛成できませんが、キャンセルくらいはもう少し柔軟に対応してほしいものです。
館長サマ
返信削除チケットの抽選が複数当たった場合、すべて行くのが信者としてのマナーでしょう!
そういう私も12月の分をどうしようか思案中。土曜開催と日曜開催でセットリストが違うようだけど、私は前回も次回も土曜日。「もうひとつの日曜日」だったほうが良かったのですが。。。
富豪様にこの歌を捧げます。
返信削除受け取って~ほ~し~い~ マッチングに出したチケット~♪
受け取って~ほ~し~い~ 12/11のチケット~♪
(字余り)