東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年7月12日水曜日
白い毛の問題
とりあえずハゲ散らかさずに生きている。有難いことである。ひとえに自助努力の賜だ。
40歳を過ぎれば禿げ上がる覚悟で青年時代を生きていた。実際に10年以上前にはドイツ製のカツラを発注したこともある。
頭の型も取って契約書にサインもした。結局、もう少し踏ん張ろうと思い直し、30万以上の手付金を放棄して育毛に励んだ。
おかげで年齢相応程度に何とか髪の毛を維持できている。そんな涙ナシでは語れない私の毛髪問題だが、昨年あたりから白髪が妙に増えてきた。
目立つヤツは抜いてしまうが、白いとはいえ毛である。毛量全体を支える一部だからそうそう抜くわけにもいかない。大事だし・・・。
かといって白髪染めに手を出すほどでもない。髪を染めちゃうほど私の美意識は高くない。なるべく自然体で過ごしていたい。
白い毛が特定部分に集中していれば染める気にもなるが、私の白髪は全体にポツポツ登場している。さすがに全部を染めるのはメンドーだ。
白髪混じりのカッチョいいオジサマは世の中に大勢いる。あれはあれで悪くない。貫禄を感じる。
ただ、あれも全体の3割ぐらいを白髪が占めるから収まりが良いのであって、ポツポツと白いのが混ざっているぐらいだと、何となく侘びしい雰囲気が漂う。
ハゲ問題も禿げていく途中段階が何かと問題である。禿げ上がってしまえばユル・ブリンナーやブルース・ウィルスの完成だ。
そこに至るまでの「ハゲの途上」とどう向き合うかが大きなカギだと思う。
きっと白髪問題も同じだ。ポツポツある状態から、当たり前に混ざっている感じに移行するまでの段階が勝負どころ?なのかもしれない。
さて、白い毛の問題は髪だけではない。
一時期、得意になって生やしていたヒゲを剃ったのは白いのが異様に増えたからだ。どうも私の場合、髪の毛よりも他の部分の白髪率が高い。
鼻毛なんて大げさではなく半分ぐらい白い。運転中によく引っこ抜いているのだが、白いのが多くてビックリする。今これを書きながらついでに鼻毛を引っこ抜いてみたが、5本中2本が白い。
先日は腕毛?にも白いヤツを発見した。腕時計を外そうとしたら白いヤツが2本もいた。スネ毛に白いヤツは混ざっていないので実に不思議だ。
申し訳程度に生えている胸毛にも時々白い毛を見つける。腕とか胸のムダ毛が白いと何だかとても年老いた気分になる。
肝心のアッチの毛、すなわち下の毛も残念ながら白いヤツらが増えてきた。「キミのこの部分はもう役割を終えたんだよ」と宣告されているようでムカつく。
10年以上前に初めて1本見つけた時は、単なる突然変異だろうと気にも留めなかったが、その後、チェックするたびに見つかるようになった。
引っこ抜く作業と隠れて生えてくるヤツらとのイタチごっこは続いたが、ここ1~2年は闘うことをあきらめた。追っつかない。
以前はこちらからは見えない場所にコッソリ生えてきたからまだ可愛げがあった。それこそ棒や袋の部分の陰になるあたりで見つからないように生息していた。
そんな控えめな様子に「敵ながらアッパレ」と感じていたのだが、いつの頃からか、ふと視線を落とせば堂々と目立つところに登場しはじめた。
図々しさを覚えたら手遅れである。もはや不法占拠状態が当たり前になり、お手上げである。あと10年もしたら総白髪状態になりそうで恐い。
というわけで、最近の私は、肝心な場面を迎えても「灯りは消してね」「もっと暗くして」などと少女のようなセリフを口にするようになってしまった。
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