東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年9月20日水曜日
生命保険と私の思惑
日々フラフラしている私でも老後のことはそれなりに不安である。財産と呼べるものはシングルになった時にだいたい無くなっちゃったし、貯蓄や投資に頑張るタイプでもない。
冷静に考えれば不安である。まあ、よほどの資産家でもない限り誰だって老後不安はあるだろう。
毎月5万円貯金したら10年で600万、20年で1200万である。ちょっぴり持っている貯金とちょぼちょぼの年金プラスその程度では、長生きなんか出来やしない。
宝くじがドカンと当たらない限り、ムダに長生きしたらダメなのかもしれない。恐い恐い。イヤな話である。
ここ10年ほど、自分が入っている生命保険をマメに見直している。基本的には年齢が若いうちに契約するのがトクだが、生保商品もいろいろだ。
中高年になってから老後を見越して加入の仕方を見直すのは必要なことだと思う。うまく入り直せば、解約返戻金という“余録”を次に入る生保商品に投入することも出来る。
「生命保険イコール死んだ時の話」。一般的にはまだまだこんなイメージは強い。はたしてそうだろうか。
私の場合、積立型の生保から契約者貸付でお金を引っ張ることもあるし、あくまで貯蓄の一種という捉え方をしている。
漫然と貯金するのは苦手だが、積立型の保険なら保障が付いているから何となく続けられる。口座引き落としだからサボれないのも魅力だ。
先日、医療保険を入り直した。検診の結果、健康体である私は何も条件を付けられることも無かったので、以前の保障内容と遜色のない商品に変えた。
毎月の保険料もさほど変わらず、病気、痛飲、いや通院の内容によっては以前より充実した保障が受けられるようになった。
新商品の良さはさておき、前のものをヤメたおかげで結構な金額の解約返戻金が振り込まれたのでバンザイ三唱である。
これをムダに使わずに老後資金の一部にしないといけない。
たぶん無理だと思うが。
以前からいくつか入っている保険は割と貯蓄的な要素の強いものを選んでいる。自分が75歳ぐらいになった時点で、それなりの解約返戻金が出るような内容の終身保険に複数入っている。
その時点になれば、私の子供もいっぱしの大人である。玉の輿にでも乗ってくれたら私がお金を残す必要もあるまい。
まあ、玉の輿はともかく、高額な保険金を残す必要が無い状態だったら、漫然と保険に入り続けている必要はないという話になる。
実際、その時点で私自身が老後資金に不安を抱えている可能性だって充分にある。
その場合、医療保険は残して生命保険は解約するか契約者貸付で大半をおろしちゃって自分用に使うことを想定しているわけだ。
貯金よりは利回り的には劣るのは仕方ないが、いざという時の保障も捨てがたい。二兎を追っているような感覚だ。
生命保険は残される家族のためのものという考え方があるが、それだけではない。自分のための貯蓄の一つという考え方も正しい。
ちなみに、先日新たに米ドル建ての終身保険を新たに契約した。毎月の保険料も保険金もその時点のレートで換算される。
これまた75歳ぐらいで解約返戻金が結構な金額になる仕組みだ。その時点で1ドル180円ぐらいになっていたらボロ儲けだと思ったのだが、毎月の保険料も値上がりしちゃうから、大した意味はない。あくまで返戻率が悪くなかったから選んだ。
ついでにアレコレ調べていたら、私が掛けている娘の保険も結構な解約返戻金が期待できることを思い出した。
高校生の娘が生まれたばかりの頃に契約した保険がいくつかある。赤ちゃんが被保険者だったから毎月の保険金は非常に安かった。
娘を被保険者とした医療保険や終身の生命保険である。娘はまだ高校生だから、今また似たような保険に入り直しても毎月の保険料はさほど高くはならない。
医療保険以外は、もともと娘が将来、留学したいとか突発的な出費がかかるような余計なことを言いだしたら大変だと思って、一種の学資保険的に契約した貯蓄型商品だ。
やはり簡単にヤメてしまってはいけない。さすがに娘の将来のために保険料を払い続けて“貯まり”を増やしていこうと思っている。
でも、医療保険なんかは、似たような別商品に入り直して解約返戻金をこっそりゲットしちゃおうかなとフラチな考えが頭をよぎる。
いや、それもきっと娘が大人になるまでキープしておかないと、結局いずれは自分の首を絞めることになるからガマンしないといけない。
今日は何だかいつも以上に意味不明な話に終始してしまった。
一応、将来のこともちょっぴり考えているんだぞと世間様に対して宣言したくなったのだろう。
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