東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2017年11月10日金曜日
夢物語
あまり夢は見ない方だが、時々ヘンテコな夢を見て不快な気分で起きる。
原始人が遠くから私に向かってスカンクの死体を投げつける夢や巨大な虫に追われて逃げ惑う夢だ。それぞれ何度も見ている。
追われる、逃げるといった夢は日常の厄介事を反映しているのかもしれないが、寝起きがシンドくなるので困りものだ。
後悔する夢も時々見る。先日はそれこそ地団駄踏んで悔しがる夢を見た。
扉が3つ並んでおり、最後に開けた部屋にいる女性とベッドインしなければならないというハレンチな設定だ。
夢の面白いところは、そんな状況をまったく不自然に思わず、大真面目に悩むところである。
最初の部屋か2番目の部屋が大当たりだったらどうしよう。何かズルをする方法はないか等々、脳ミソはフル回転。
意を決して最初の扉を開ける。そこにはスリムでチャーミングな美人さんがニッコリ。凄く後悔する。残り二部屋がともにヘチャムクレのお婆さんだったら大変である。
二番目の扉を開ける。するとそこにはセクシーでグラマーな美人さん。どストライクである。またまた激しく後悔する。でもその瞬間に自分の「負け」を悟る。逃げ出したい気分だったがそうもいかない。
いや待てよ、最後の部屋にもひょっとしたら美女が待ち構えているかもしれない。そんな自己中心的な妄想が頭に浮かぶ。
そんなオイシイ話は夢の中でも起こりえない。
恐る恐る最後の扉を開ける。マツコデラックスみたいな体型のオバアサンが真っ赤なビキニを身にまとって入れ歯を洗っていた。
絶望である。夢の中なのに頭が真っ白になる。有難いことに夢はそこで途切れた。「その後の展開」は知らない。
もしかしたら私の脳が自己防衛を目的に「その後の展開」を記憶からシャットアウトしたのかもしれない。
バカみたいな話でスイマセン。
こんなアホ夢の他にも、内容はあまり覚えてはいないのだが、どちらかを選ばされる夢は何度も見ている。
そう書くと、日々、何らかの決断を迫られている人みたいでカッチョいいが、実際にはそんなことはない。
せいぜい焼鳥にするか寿司にするか、冷酒にするか焼酎にするか悩むぐらいである。
追われたり、逃げたり、決断を迫られたりといった場面は日常でそうそうあるものではない。
だったらナゼ夢の中でそんな目に遭うのか不思議で仕方がない。自分の深層心理がちょっと気になる。
8年前にもこのブログでヘンテコな夢の話を書いた。
http://fugoh-kisya.blogspot.jp/2009/07/blog-post_06.html
気のせいか、今の私の夢のほうがディテールが雑になっている。核心部分しか描写されていない感じだ。
日々の行動が昔よりも近視眼的になってきたのだろうか。大局的に物事を捉えられなくなったのかもしれない。
他にも10年ぐらい前までは割と頻繁に見ていた「空に浮上していく夢」を見なくなったこともチョット気になる。
両手を上下にパタパタさせると身体が浮き上がって、コツをつかめば空中散歩を楽しめる夢だった。
夢占い的には、「立身出世、独立、勝利」を意味する夢らしいので気に入っていたのだが、もう随分長いこと見ていない。
立身出世を願うような歳でもないし、誰かと争っているわけでもないから別に気にすることはないのだが、パタっと見なくなったから何となく淋しい。
ひょっとすると家庭生活から「独立」しちゃったせいで、あの夢を見なくなったのかもしれない。
いずれにせよ、夢なんか見ずにグッスリ眠るのが一番の幸せだ。私の場合、夢を見やすいのは深酒をした時が多い。
何事もホドホドにしたほうが間違いないことは確かなようだ。
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