2017年11月22日水曜日

カマキリ先生もやってきた

6年連続での開催となった我がオジサマバンドのライブが無事に終わった。このブログをきっかけにご来場された方々にもこの場を借りて改めて感謝いたします。

何度やっても独特の緊張感は無くならない。数日前から変に緊張して心がザワザワしていた。

ライブ前日の夜は急きょメンバーの一人を強引に誘い出し、ギター持参でカラオケボックス。

練習らしき時間は20分ぐらいで残りの3時間ぐらいはウダウダ飲んで過ごす。おかげで前日のモヤモヤが薄まりグッスリ眠れた。

ライブ当日は、午前中に子どもの学校行事。バタバタしたおかげで気が紛れる。午後から会場入り。打ち合わせ、リハーサルで忙しく緊張する暇なし。

お客様が集まり始める17時頃にようやく一息。開演は18時だ。この1時間が魔の時間である。緊張で地に足が付かない感じ。

楽屋でウイスキーをストレートで飲む。不思議と酔わない。終わってみれば逆にこの時間が面白かったという印象もある。普段の暮らしの中では味わえない変な感覚だ。


今年は二部制のステージ構成で、私のメインは第一部。第二部では最後の2曲だけ合流する段取りだった。

第一部は我が同級生二人と20代前半の私の姪っ子で構成。姪はピアノ、バイオリン、ギター、の三刀流の他にコーラスでもオジサマ達をサポート。若者にとってはブラック労働である。

「スタンドバイミー」のような渋めのアレンジにした「サントワマミー」で開演。例年以上にお客様が暖かかったのが嬉しい。

毎年しゃべりすぎる私のMCも今年は抑え気味にした。でも思った以上にウケも良く、大いに気持ちよく楽しませてもらった。

“カマキリ先生”こと有名俳優のK君も来てくれた。事前にMCでイジりまくることも快く承諾してくれたのでアレコレとネタにさせてもらう。

場の盛り上がりに大いに協力してもらった感じだ。彼は謙虚ないいヤツだから、終演後の打ち上げにも付き合ってくれた。

お客さんからの写真撮影にも笑顔で付き合っていた。立派だ。私としては、仲介役みたいな顔をして撮影1枚に付き100円ぐらいクスねれば良かったと後悔している。

肝心の歌のほうは例年よりは安定した音程でこなせたと思う。喉管理に気を使い、ストレッチもしたせいだろうか。

オリジナル曲も2曲披露した。自分達で作った曲を120~130人もの有料で来てくれた皆様の前で演奏するのは図々しいことだが、とても良い曲だから許してもらおう。自画自賛である!

オリジナルの一つは今年の春に急逝した友人を偲ぶ歌だ。わがバンドメンバー達の旧友だ。

私の詩にメンバーの一人が素敵な曲を付けてくれた。当日はカマキリ先生以外にもヤツの同級生が30人ぐらい来てくれていたので、追悼の思いで心を込めて歌った。

歌いながらちょっと泣きそうになった。正直に言えば少し涙が出た。あそこまで感情を込めて歌を歌った経験は人生で初めてかもしれない。同級生以外のお客様にも泣いている人がいたから、しっかりと想いを表現できたのだろう。

私にとっては「泣き笑い」というその曲が今年のハイライトだった。無事に歌い切れて嬉しかったし、何かを“消化”できたような気分になった。

歌の力って凄いと思う。日本人は古来から言葉に宿っている不思議な力を「言霊(ことだま)」と呼ぶが、歌には言葉以上に特殊な力があるような気がする。

別にスピリチュアルな話をするつもりはないが、歌魂(うただま)とも言うべき不思議な力があるのは間違いないと思う。

それにしても今年の会場の盛り上がりはちょっと普通じゃなかった。初めて来ていただいた方の多くが驚いていたが、演者である我々も正直ちょっと驚くぐらいのノリだった。


有難いことである。歓声の大きさでメンバー同士の微妙な演奏のタイミングをハズしそうになったぐらいだからビックリである。

世の中、オヤジバンド活動に励む人が増えているが、私自身、過去5回のライブで学んだことは、演者の独りよがりでは会場全体の一体感は生まれないということだ。

そういう意味では今回のライブは大成功だった。会場内の一部だけが盛り上がるわけでなく、全体でウェイウェイ?してくれた。本当に有難かった。

お客さん目線でのステージ構成の大切さを改めて痛感した。まあ、そんなエラそうなこと言いながら、誰も知らないオリジナル曲を披露しちゃうあたりが私のテキトーなところでもある。

そんなもんだ。

来年以降どういうスタイルで続けるかはまだ決めていないが、やる以上はみんなで合唱できるような歌を多めに選ぼうと思う。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様!
    またやろう!!

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  2. ツヤオ様

    ツヤツヤ会、よろしく頼みます。

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