東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年2月26日月曜日
珍味に萌え萌え
季節のせいもあってか、私の中の珍味熱が高まってきている。酒の肴の話だ。
魚卵、はらわた、肝臓など、平たく言えばそういうシロモノである。
アンキモや白子、塩辛にカラスミやスジコ。書いているだけでヨダレが出てくる。
5,6年ぐらい前までは年がら年中珍味攻めをしていた。尿酸値も高値安定で痛風発作がいつ起きるかと脅えていたが、最近は偏執狂のような珍味攻めからは遠ざかっている。
さんざん食べたから飽きちゃったのかもしれない。でも、ウマいものはウマい。スイッチが入れば今も時には珍味の宴で盛り上がる。
鯛の塩辛、スジコ、ばくらい(ホヤとコノワタ)、ウニ、カラスミ、シマエビの頭である。高田馬場の「鮨源」で飲んでいた時の一コマ。
小皿をいっぱい並べられるのが嬉しい。珍味好きにとっては迷い箸になっちゃうことが幸せの証である。
こういうものをチョビチョビ食べながら飲む酒は単純にウマい。銘柄なんか気にせず何でもOKって感じだ。
珍味イコール不健康というのが世の中の常識だが、毎日毎日食べるわけではない。持病があるならともかく、そうでなければ神経質になるのは人生の損だ。
プリン体含有量がトップレベルを誇る?鶏のレバーだって時々ドカ食いする。刺身で食べられる鮮度のものを少しだけ炙ってもらいポン酢であえる逸品なのだが、月に2回ぐらいの頻度だからヘッチャラだ。
ウナギを愛する立場としては肝焼きは外せないし、イカのはらわたの刺身を食べるために函館に行くこともある。
先日の血液検査では総コレステロールと中性脂肪がチョッピリ基準値を超えていたが、5年、10年前よりすべての数値が良い状態だ。
珍味ラバーの大敵である尿酸値はここ数年ずっと基準値の範囲に余裕で収まっている。自分で自分をホメてやりたい。
コレステロールにしても、今の基準値が厳しすぎるという学説も根強い。だいたい血液検査そのものが空腹時でなければ正しく計れないらしいから、きっと私の健康状態はかなり良好だ。きっとそうだ。
そう思い込むことも健康維持には大事なポイントだろう。
毛ガニである。トッピングはもちろん、カニミソだ。カニの中でも毛ガニが一番好きなのだが、その理由はミソの味わいに尽きる。
緑色っぽくなっちゃうとイマイチだが、この色であれば老若男女古今東西を問わずウットリできる。こちらは目白の「鮨おざき」での一コマ。
この店で有難いのがイバラガニの内子だ。カニの内子の中でもイバラガニの内子を置いてある店は東京でも滅多にない。
綺麗なオレンジ色が特徴だ。塩漬けされた状態。内子業界の女王と呼んでもいい。ネットリとして濃厚でチビチビ味わいながら酒を飲むと“陶然”という言葉が浮かんでくる。
ご機嫌になれば免疫力は上がる。免疫力が上がれば健康になる。そういう解釈もできる。ひょっとすると長生きにつながる食べ物かもしれない。
そんな屁理屈をこねまわして、無理やり珍味類を擁護しちゃうのは、ホントは珍味にビビっていることの裏返しかもしれない。
塩分、プリン体、コレステロール。中高年が注意すべき要素がたっぷりだから、逆につい手を出したくなる。禁断の魔力だ。
ネオン街の怪しげなスナックみたいなものだ。いや、もっと言えば、顔や性格が悪くても床上手だから離れられない魔性の女のようである。
美味い物(者)程、体(財布)に悪い。ご自愛を。
返信削除ポテ珍3号さま
返信削除ありがとうございます。
ホドホドにします!