東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年4月25日水曜日
銀座 同伴 オレの谷間
夜の街での「同伴」について書く。同伴出勤である。いうまでもなくホステスさんが客を連れて店に入ることだ。
早い時間帯に集客をはかりたい店側の戦略であり、ホステスさんにしっかり営業してもらう効果も狙った制度だ。
ホステスさんにはそれぞれ同伴回数のノルマがある。1ヶ月に2回とか4回とか、8回というノルマのホステスさんもいる。
ノルマ無しと言われて入店した新人さんも3ヶ月もすれば同伴ノルマを課されて奮闘し始める。
そのうち、同伴予定が無いなら来なくていいと、いわゆる出勤調整の憂き目にあう女性も少なくない。
銀座の夜6時頃は同伴の待ち合わせで街が賑わい始める。どこかで食事をして8時半にはご出勤というパターンだ。
7丁目、8丁目界隈のそれっぽい?飲食店は同伴客で賑わう。同伴客だけで埋まっているお寿司屋さんも存在する。そんな店に入ると、ある意味圧巻である。
いくつになっても男は単純だから、同伴にウキウキワクワクするお客さんは多い。その時間だけはお気に入りの女性を独り占めしているという一種のエクスクルーシブ感!?に浸っているわけだ。
不肖、私も同伴は何度もしてきた。20年ぐらい前のことを思い返してみると、確かに妙なワクワク感を味わった。
ホステスさんにとっては純粋に仕事だし、ノルマをこなすのに必死だ。こっちはこっちで店では出来ないようなクドキ話をどうやって繰り出そうか考えたりした。
あの頃は間違いなく今よりも純な気持ちがあった。そんな気持ちはいったいどこに行ったのだろう。。。
いまも時々、同伴に付き合う。もちろん、退屈で憂鬱だったらやらないわけだから楽しんでいるのは事実だ。でも、昔感じたワクワク感とは異質な気分で過ごしている。
いろいろな?義理みたいな同伴が多くなった。それ以外にも馴染みのオネエサンに延々と愚痴を聞いてもらったり、一人では入りにくい店に行きたいだけで強引に付き合わせたり、いわば“色っぽい気持ち”が鈍化している。
男たるもの、下心ブリブリで同伴するという魔界を漂ったほうが健康的である。もっとワクワクしないといけない。やはり初心にかえることは大事だ。
今よりもマメに銀座で飲んでいた頃は、ちょくちょく店前同伴もこなした。読んで字の如く、8時半ちょい前に店の前で落ち合って一緒に店に入るわけだ。
これでもホステスさんの同伴回数は1回にカウントされる。そのオネエサンがその日、他の客と実際に同伴出勤していた場合、店前同伴の客と合わせて1日で2回の同伴回数になるわけだ。ダブルである。
ホステスさんにとって店前同伴は一番嬉しい気遣いだろう。食べたくもない食事のために早めに支度する必要はないし、店に入る前にしこたま飲まされる心配もない。
モテたかったら店前同伴。
オジサン達にとって、これは一種の真理かもしれない。まあ客側にしても義理立てしたいホステスさんに協力したいけど、気を使ってメシを食うのはゴメンだという時だってあるだろう。
メンドくさがりの人や、ウザッたく思われたくない人、はたまたイキなふりをしたい人なら、店前同伴はアリだと思う。
今日の画像は同伴メシの際に撮った画像だ。胸元ガッツリシリーズである。私にとっては嬉し恥ずかしシリーズともいう。
クラブの店内なら気にならない谷間攻撃も食事の店ではナゼか気になる。生々しいというか、一種独特のリアリティーで私の視線に迫ってくる。
これもまたエクスクルーシブ感である。この瞬間は私だけに谷間がサラされているというリアルな感じにたじろぐ。「俺のフレンチ」ならぬ「俺の谷間」だ。
でも私は紳士だから、財務省の事務次官みたいにヤボなことは言わない。心に秘める。
お店に入れば平気でガン見するのに、食事の席では純情な私は目が泳ぐ。財務省の事務次官よりよっぽど素敵な私である。
嬉しいけど目のやり場に困る。これだけ長く生きてきても、なんとなく挙動不審になってアワアワする。
ちょっとウソです。でも少しドギマギする。
じゃあ隠して欲しいのかと言われれば、そうとも言えない。男の哀しいサガである。
和服姿は別として、ホステスさんの多くが同伴メシの際の衣装を店に出勤した段階で着替える。すなわち、同伴メシの谷間ドッカン攻撃は、私だけがターゲットである。その事実に萌え萌えである。
谷間ドッカン攻撃に鼻の下を伸ばしながら食事を終え、お店に着いた後、そのオネエサンが胸元の開いていないドレスに着替えて席に着くことがある。
ちょっぴりガッカリしながら「あの谷間は、やっぱりオレだけの谷間だったんだ」と一人うなずく。
バカである。凄くバカだ。
それが男というものだろう。
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