東京出身。富豪になりたい中年男。幼稚園から高校まで私立一貫校に通い、大学卒業後、財務系マスコミ事業に従事。霞ヶ関担当記者、編集局長等を経て現在は副社長。適度に偏屈。スタイリッシュより地味で上質を求め、流行より伝統に心が動く。アマノジャクこそ美徳が信条。趣味は酒器集め、水中写真撮影、ひとり旅、葉巻、オヤジバンドではボーカル担当。ブログ更新は祭日以外の月曜、水曜、金曜。 ★★★スマホでご覧頂いている場合には画面下の「ウェブバージョンを表示」をクリックしてウェブ画面に飛ぶと下側右にカテゴリー別の過去掲載記事が表示されますので、そちらもご利用ください。
2018年5月25日金曜日
タマゴへの愛
タマゴ、卵、玉子。。。書き方はともかく愛してやまない一品である。日々、何となく口にしているが、何となくなどと言ってはバチがあたりそうだ。愛おしい。
卵黄のあのネットリ感は官能的だ。老若男女を問わずみんなが愛しているのではなかろうか。
コレステロールの数値が高くなるから、1日1個がマックスだという話も今や昔である。最近は厚労省の基準みたいなものも変わり、通常の健康状態の人ならタマゴ問題は気にしないでいいという説が主流になった。
まあ、昭和の人間である私としては、ついついタマゴの大量摂取に及び腰になってしまうが、そうは言っても馬ユッケに乗っかっている卵黄やそぼろ丼にトッピングされている温玉をよけるようなシャバダバなことはしない。
それにしてもタマゴの不思議なところは、そのまま食べても感動しないのに調味料一つで100万倍ぐらい美味しくなる点だ。
ゆで卵だって塩をふると急激にウマくなる。卵かけご飯にしても醬油のおかげで超絶的な美味しさになる。調味料など無かった古代人が気の毒に思える。
TKGを筆頭に目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグ、だし巻き玉子、オムレツなど、タマゴが主役のものだけでなく、ラーメンやパスタの麺やパンの生地など脇役としても欠かせない。プリンだってタマゴありきの逸品である。
バターを相棒にするオムライスは日本が生んだスーパースペシャルタマゴ料理だ。フワとろ系が好きな私は食べるたびにニワトリに心からの感謝を捧げる。
エンゲル係数が破たんしているシングルライフの私は、スーパーに買物に行ってもなるべく高いタマゴを買ってしまう。
安すぎると怪しげな工業製品じゃなかろうかと心配になる。タマゴを生むためだけに改良された顔も羽もない鶏モドキが汚い養鶏場でギュウギュウ詰めの劣悪な環境でせっせと産卵しているというオッソロしい話を聞いたことがある。
おそらく単なる都市伝説だと思うが、あまりに安いと不安になってしまう。生で食べることが多いから、ついつい6個で500円ぐらいの値付けの商品を買うようにしている。
ちなみに、アチコチのスーパーを見て歩くことが好きなのだが、私にとってスーパーの善し悪しは生卵のラインナップで決まる。
高価格帯のタマゴを複数用意してあるスーパーは、タマゴ以外の商品も間違いがない。値段だけでは決められない部分もあるが、一定の真理だと思う。
さて、タマゴ業界において日の当たらない存在が「うずらのタマゴ」である。どことなくマイナーなアイツが可哀想で焼鳥屋さんに行ったら欠かさず注文する。
うずらのタマゴの世間的な地位は低い。つくねに卵黄がトッピングされて出てきた時のように「ウホ~」と感嘆する声は聞こえてこない。
サイズのせいで1個で勝負できない現実がヤツをスターの座から遠ざけている理由だろう。
でも、逆に考えれば1串に4個あれば、4回も口の中が幸せなるわけだ。実にケナゲである。
上の画像は私がよく行く某焼鳥店のうずらだ。これが辛抱タマランぐらい美味しい。あらかじめ親子丼のタレに漬け込んであるのがウマさのポイントだ。
これが4口も楽しめるわけだから、私にとっては隠れたスターである。店の大将にワガママを言って、これにコロモをつけて揚げてもらおうと企んでいる。きっと卒倒するほどウマいはずだ。
鳥系のタマゴだけでなく、魚卵系、すなわちイクラやタラコも大好きだが、原点はやはり幼い頃から慣れ親しんできた鶏のタマゴだろう。
映画「ロッキー」で、スタローンが大量の生卵をジョッキで飲む有名なシーンがあるが、あれを見るたびに「醬油を注げ!」と叫んでしまう私である。
富豪記者殿
返信削除確かに卵の管理は大事な点だと思います。私も近所のスーパーで卵を冷蔵して売っている店と、そうはせずに普通に棚に平積みで売っている店があり、安さは後者ですが、売り物を大切にしている気がしてほとんど冷蔵しているお店でものを買うようにしてます。